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サッカー日本代表がW杯ベスト8の壁を打ち破る為の戦術(タクティクス)をビギナー(初心者)でも分かるように分析します!

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【EURO2024 出場国 戦術完全ガイド】最新戦術分析で、優勝候補からダークホースまで徹底解剖!

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UEFA EURO2024 GERMANY

 EURO大会の魅力は、連携やチーム戦術などが試合を重ねるごとに熟成されること。各クラブで活躍していても、監督とメンバーが変わることで実力を発揮できずに終わる選手や、逆に活躍する選手が出てくることも魅力の一つ。

大陸王者の座を懸けた戦いが、今、開幕!各国の個性あふれる戦術を、徹底分析で完全ガイドします。

また今後のデータ集の一つとして活用できるようになればと思います。

眠気と時間と戦いながら書きますので、応援よろしくお願いします。

EURO2024グループステージ組み合わせ

 国名の後のカッコ内は、2024年4月4日の(FIFA、UEFA)ランキング。
調べても出なかったものは、日付の異なる参考順位。

グループA

 開催国のドイツはカタールW杯、親善試合と日本代表に敗戦した。チームの立て直しが急がれるが、試合序盤からパワープレイばかりが目立ち、明確な戦術的目標が見えてこないことが課題となるか。

  1. ドイツ(FIFA16位、UEFA9位)
  2. スイス(19位、10位)
  3. ハンガリー(26位、14位)
  4. スコットランド(39位、18位)

グループB

 スペインバルセロナレアル・マドリードの選手を軸に、お家芸のパスサッカーのティキタカで圧倒的なボールポゼッションを行う。
スペインの戦術的注目ポイントは、ワイドプレイが常識となった現在、スペインのティキタカは変化させるのだろうか!?

  1. スペイン(8位、6位)
  2. イタリア(9位、7位)
  3. クロアチア(10位、8位)
  4. アルバニア(66位、30位)

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グループC

 サウスゲート監督率いるイングランドは堅守速攻を目指し、若き才能とベテランが融合した攻守ともにバランス抜群のチームと言われている。

  ダイナミックなプレッシングと組織力でEURO2020を制したデンマークは、攻守バランスの取れた堅実なチーム。

  1. イングランド(4位、3位)
  2. デンマーク(21位、16位?)
  3. セルビア(33位、19位?)
  4. スロベニア(57位、30位?)

グループD

 優勝候補のフランスは、4-2-3-1をベースに柔軟なシステム(フォーメーション)変更で相手を翻弄する。エムバペら超タレントが織りなす攻撃力はまさに脅威的。

  1. フランス(2位、1位)
  2. オランダ(7位、6位)
  3. オーストリア(25位、13位)
  4. ポーランド(26位、21位)

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グループE

 ベルギーの監督にドメニコ・テデスコ(38歳)が就任したことで、新しい戦術をもたらすのではないかと期待している。

  1. ベルギー(3位、2位)
  2. ウクライナ(22位、12位)
  3. ルーマニア(46位、20位)
  4. スロバキア(48位、25位)

グループF

 カタールW杯ではカウンター速攻戦術が特徴的だったトルコだが、その戦術は引き続き行われるのだろうか。

 クリスティアーノ・ロナウド率いるポルトガルだが、年令を重ねたロナウドの影響がどこまで出るのか。

  1. ポルトガル(5位、7位)
  2. チェコ(36位、20位)
  3. トルコ(40位、22位)
  4. ジョージア(75位、36位)
グループリーグを見た感想
 ビリーは「参加国全てが戦術的に動く」と思っていたのだが、驚いたことにFIFAランキング15位以上でなければ戦術的な動きはほぼ見えてこない。
またカタールW杯以降、ランキング上位では改良型カテナチオが常識となったせいもあり、各国の攻撃戦術では最初からゾーンプレスをさせないために味方同士の距離感を広げるワイドプレイが常識となった。
 また、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が「危険を犯してまでGKからのビルドアップは必ずしも必要ない」と言う通り、ハイプレスからボールを奪取され、カウンターをうける失点の危機が各試合で何度も見られた。

6月30日 ラウンド16 スペイン 対 ジョージア 戦

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ノックアウトステージ

EURO2024 ノックアウトステージ トーナメント表

 代表チームはクラブチームとは異なり長時間の準備期間があるわけではない。

特に「その国の戦術(例えばスペインのティキタカ)」だったり「その監督といえばこの戦術!」というものがなければ、大会中いかに早く修正するかが課題となる。

 ラウンド16はどのチームも戦術的な動きにまとまり、初出場のジョージアでさえも完璧ではないがワイドプレイに適応し、カウンターに特化した守備型の攻撃戦術を採用している。

ワイドプレイの見本はフランスとスペイン
 各国ともワイドプレイに慣れていなかったのか、グループリーグ第1戦は敵味方ともに入り乱れる様なポジショニングの印象だった。
しかし各国ともワイドプレイにおけるフランスのポストプレイスペインのポゼッションを参考にしたのか、攻撃戦術としてまとまりを見せてきた。

 また勝ち残った国でもワイドプレイのビルドアップに適性が無いと判断すると、サイドからドリブルやワンツーで強引に抜け出し、PA内へ放り込むパワープレイを連続して行い続けるなど割り切った戦術をするチームも表れてきた。

 キレイなビルドアップをすれば勝てるわけではないので、トーナメントの結果はどうなるだろうか…

ラウンド16

【6月29日】

【6月30日】

【7月1日】

【7月2日】

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準々決勝

EURO2024 ノックアウトステージ トーナメント表(ベスト8)

 勝ち残った国全てが戦術的な動きをしているわけではない。イングランドやドイツはビルドアップ時にDMがディフェンスラインに寄り過ぎることで、中央で人が居なくなりボール回しが何も出来ない状態になっている。

その状態からサイドで強引に抜け出し、パワープレイを続けた結果、逆転勝ちなど近代サッカーとは思えない状態だ。

 勝ち残った国を見れば分かる通り、大会の上位常連国だ。

戦術的に劣るイングランドやドイツでも逆転勝ちをしてきた試合を見ると、負けた対戦国はいかに最先端の戦術やトレンド戦術を真似しても、戦術の選択肢が少なければ変わる展開に対応しきれないのである。

 スペインはミドルサード(中盤)までは相手の距離感に合わせたワイドプレイを行い、アタッキングサードではワイドプレイ疑似カウンターを織り交ぜたティキタカを展開する。

ドイツはスペインとの対戦だが、攻撃ではおそらくカウンターを選択するとは思うが、守備ではどの戦術を選択するのだろうか。

【7月5日】

【7月6日】

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準決勝

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【7月9日】

【7月10日】

決勝

【7月14日】

ティキタカ対策として改良型カテナチオができたハズが…
 純粋なワイドプレイはビルドアップから必然的にポゼッションサッカーの様になるが、味方同士の距離間が長くなるため、正確なポジショニングと1対1の強さ、ボールのコントロール、正確なパスが必要となる。
 改良型カテナチオはスペインのティキタカ対策して発達した守備戦術だったが、ワイドプレイが再流行し、行き着いた先には再びスペインのティキタカが待っていた。またスペインのティキタカの模倣が流行るだろう。