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サッカー日本代表がW杯ベスト8の壁を打ち破る為の戦術(タクティクス)をビギナー(初心者)でも分かるように分析します!土曜日の19時更新目標!

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【EURO2024 グループA 】ドイツ代表の戦術を分析 戦術が皆無!?

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 ドイツ代表は、FIFAランキング(2024年4月4日)で16位。 UEFA(欧州サッカー連盟)内の順位では9位。

カタールW杯やその後の親善試合で日本代表に2回とも負けた印象が強いドイツだが、チームの立て直しは出来たのだろうか。監督がハンジ・フリックからユリアン・ナーゲルスマンへと交代したことで戦術が注目される。

【参考】

代表のメンバー

監督

ユリアン・ナーゲルスマン

GK(ゴールキーパー)

1 マヌエル・ノイアー(バイエルン)
12 オリバー・バウマン(ホッフェンハイム)
22 マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)

DF(ディフェンダー)

2 アントニオ・リュディガー(R・マドリー)
3 ダビド・ラウム(ライプツィヒ)
4 ヨナタン・ター(レバークーゼン)
6 ヨシュア・キミッヒ(バイエルン)
15 ニコ・シュロッターベック(ドルトムント)
16 バルデマール・アントン(シュツットガルト)
18 マクシミリアン・ミッテルシュテット(シュツットガルト)
20 ベンヤミン・ヘンリヒス(ライプツィヒ)
24 ロビン・コッホ(フランクフルト)

MF(ミッドフィールダー)

5 パスカル・グロス(ブライトン)
8 トニ・クロース(R・マドリー)
10 ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
11 クリス・フューリッヒ(シュツットガルト)
17 フロリアン・ビルツ(レバークーゼン)
19 レロイ・サネ(バイエルン)
21 イルカイ・ギュンドアン(バルセロナ)
23 ロベルト・アンドリヒ(レバークーゼン)
アレクサンダル・パブロビッチ(バイエルン)
→25 エムレ・ジャン(ドルトムント)

FW(フォワード)

7 カイ・ハバーツ(アーセナル)
9 ニクラス・フュルクルク(ドルトムント)
13 トーマス・ミュラー(バイエルン)
14 マクシミリアン・バイアー(ホッフェンハイム)
26 デニズ・ウンダブ(シュツットガルト)

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【6/14 第1戦】ドイツ 対 スコットランド(5-1)

システム 4-2-3-1

6月15日ドイツ代表のシステム(スコットランド代表戦)

使用戦術

試合展開

【守備の特徴】

  • スコットランド同様に形式的なラインコントロールは行うのだが、自陣側からFWをマークするので意味がなく、守備の三列が連動していないために機能しない。
  • ワイドプレイを行うスコットランドに対し、ハイプレス気味の状態からマンツーマンを行い、激しいチャージからパスミスを誘う。

【攻撃の特徴】

  • ビルドアップ時は3-4-3になり、CBがPAに3人並ぶ。
  • 選手の距離感がバラバラで、さらにポジショニングが味方と重なるために効率的な攻撃が行えない。
  • 距離感も修正しようとはするのだが、動き直しが遅いために機能しづらい。
  • 中央のバイタルエリア(ペナルティーエリア:PAの正面)で狭く守備を構えるスコットランドに対し、ドイツのFWと両SHが中央に密集し、広く空いたサイドからのセンタリングを行えない。
ドイツは戦術的な要素が足りず、監督も修正できずにいる。

 もはや古豪となってしまったドイツだが、数的有利を作り、速攻戦術ワイドプレイが常識となった現代の戦術からは完全に取り残されてしまった。

スペイン人のグアルディオラバイエルンパスサッカーをもたらして以来ドイツのスタイルが消え、その後世界レベルに戻すことが出来ないでいる。

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【6/19 第2戦】ドイツ 対 ハンガリー(2-0)

システム 3-4-3

 

使用戦術

 ポジショニングの能力が低いためどれも戦術として機能するほど精度が高くない。

試合展開

 ドイツの先制点はどう見てもハンガリーの選手へのファールに見えるのだが、開催国のアドバンテージなのか、ファールを取られなかった。

【守備の特徴】

  • ハンガリーが数的有利を作ろうとしないため、ドイツが常に中盤で数的有利を作ることが出来る。そのため自然と数的有利になり、結果としてゾーンプレスのような形になる。

【攻撃の特徴】

  • ディフェンスラインからのボール回しは良いのだが、中盤から上下左右へと出すパスが単調になる印象。
  • 中盤のビルドアップで、相手のディフェンスラインに4人が入ることがあるため、中盤が2人になる状態などがザラにあるためボールが回らない。
  • 攻撃手段が非常に単調で、サイドから駆け上がってセンタリングの繰り返し。
    サイドチェンジ(左右に展開)から中央を開かせることもしないため、中央をガッチリと守られると厳しくなる。
  • 攻撃のテンポが遅く、ディフェンスが完成しスペースがほぼない状態から強引に仕掛ける。

【まとめ】

  • 昔のようにフィジカルで強引に攻め続けるゲルマン魂はなく、スペインのティキタカにあこがれてしまったドイツ人と言った印象。
  • ティキタカをするにはポジショニングの能力が足りず、動き直しも足りない。
  • パスサッカーをするべきではない人たちが、パスサッカーを目指している様に見える。

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【6/30 ラウンド16】ドイツ 対 デンマーク(2-0)

 戦術要素の無いドイツ代表だが、ナーゲルスマン監督は大会中に修正することは出来るだろうか?

システム

6月29日ドイツ代表のシステム(デンマーク戦)

使用戦術

試合展開

 試合開始直後からドイツはワイドプレイではなく従来の距離感でビルドアップを始める。ライン裏への長いボールや速攻などワイドプレイ時の複雑なビルドアップを捨てる選択をしたことでチームの立て直しを図る。

開催国のため度々有利な判定をされていることが気になる。

【守備の特徴】

  • ワイドプレイを行うデンマークに対し、高めのラインコントロールとハイプレスを組み合わせる方法。
  • ラインコントロールを上げすぎずデンマークが中盤まで上がってくるのを待って、ゾーンプレスを掛けるディフェンスを行ったり、相手の得意な形が出ない方を選択している印象。

【攻撃の特徴】

  • 難しいビルドアップを行うよりも、相手の守備陣形が整う前に速攻を選択した。
  • ディフェンスラインからボールを引き出す役のドイツ23番が、ボールを貰ってから前を向けないためにビルドアップが成り立たない。
  • サイドから前線へボールを運び、一度高い位置へ運べると全員が前を向けるため、高い位置から一旦落として、ポゼッションサッカーからパスを回してマークをずらし始めると波に乗れる。
  • 2点目は高い位置からポゼッションが上手くいかず最終ラインへ下げた結果、相手がハイプレスを掛けてきたためにライン裏へカウンターを通した。
割り切った攻撃戦術と試合展開
 序盤では出来ないワイドプレイを諦め、従来の距離感でビルドアップを始める。
無理にビルドアップをしようとするのでもなく、割り切ってライン裏へのボールを出すことでバイタルエリアへの侵入を目指したことが功を奏した。
ディフェンスラインを無理に上げてハイプレスを行うことも少なくした。
 ドイツは悪い部分を目立たないように割り切ることでチームの立て直しを図ったのだ。

【7/5 準々決勝】ドイツ 対 スペイン(1-2)

 ビルドアップ時のDMのポジショニングを修正できるだろうか?

システム 4-2-3-1

 

使用戦術

試合展開

 スペインが得意のポゼッションサッカーでボールを保持しようとするが、ドイツがワイドプレイに適応しスペインに絞らせない。DMのポジショニングが修正されたことでビルドアップもサイドだけにならず展開された。

【守備の特徴】

  • ラインコントロールが低すぎずプレスを掛け続けることでスペインお得意のティキタカをさせない。
  • ワイドプレイに切り替えたスペインに対し常に1対1の勝負に持ち込むことで激しく当たり続け、可能な限り前を向かせないようにする。
  • それでもパスを通すスペインに対し、また激しい守備でファールをして止める。

【攻撃の特徴】

  • DMのディフェンスラインへ近づくポジショニングが改善され、フランスやベルギー、スペインのビルドアップへと近づいた。
  • 押し込んでくるスペインに対し、ライン裏へのパスを出すことでラインを押し下げる。
  • ラインが低いために中央をあけてしまうスペインと、中央でのビルドアップが苦手なドイツによって互角の展開になった。
  • スペインのラインが低くなる手前のスペースでポストプレイを行い、そこを起点に攻撃を行い押し込む。
  • 途中交代で入った23 ロベルト・アンドリヒが、延長前半途中からディフェンスラインやボールへと近づいてしまうためにボールが回らなくなってしまう。ドイツのビルドアップを邪魔していたのはどうやらこの選手のようだ。
  • 悪くなったビルドアップだが、PAへパワープレイを行うシンプルな攻撃を行う。
  • 改善されていたビルドアップだが、23 ロベルト・アンドリヒがまた崩してしまったようにも見えた。