サッカーの基本戦術
前回はスタメンを予想したのだが、後半からは交代戦術を用いる。 W杯カタール大会から交代枠が3人から5人(+脳震盪枠1人)へと増えたことでシステムごと変えられるようになり、疲労と怪我のためであった交代枠が戦術として重要視され交代戦術とも言われ…
2023年3月現在日本代表には未だにGKからのビルドアップが確立されておらず、結局相手のプレスにハマって大きく蹴り出すことが多い。第2次森保ジャパンでもGKからのビルドアップを課題としているため、ここで世界のビルドアップのトレンドを分析してみる。 …
世界でカテナチオが標準となった今、相手が二列の守備陣形を整える前に攻撃することが最も望ましい。その攻撃がカウンターであり、日本代表の攻撃の戦術の中心となるだろう。 日本代表はカウンターが攻撃戦術の主軸 カウンターの次は速攻を目指す サイド攻撃…
現代サッカーでは攻守とも局所的に数的優位を作る戦術が主流である。その一つとして「ボールを奪取、保持から展開する際のサイド攻撃」を紹介する。 この攻撃はボール側のSBが上がり、二人のDMFがサイドに入り込むのだが、数的優位を作る利点とともに欠点も…
現代サッカーでは、常に局所的に数的優位(有利)を作り続ける戦術が優先される。数的優位を作るとマークされない味方ができ、ポゼッションを簡単に出来るようになるためである。 数的優位を作る最も根底にある戦術はラインコントロールであり、ラインコント…
サッカーで戦術やシステム(フォーメーション)の話をする際に略記や略称を使うことが多いため書いておく。驚くことに人によって呼び方が異なることもあるため、話で疑問に思った際はここで確認を! 各ポジションの名称と略称 FW:フォワード、トップ MF:ミ…
サッカーで速攻とは何を指すのだろうか。明確な定義を知らないので、このブログに限り速攻とは「ディフェンスラインから最小のタッチ数でゴールを目指す攻撃戦術」とする。 速攻とはサッカーの理想とする攻撃戦術 最小限で攻撃を仕掛ける速攻のイメージ 速攻…
サッカー日本代表は勿論、なでしこジャパンでも「人数をかけて走る、走行距離を伸ばす」戦術を採用している。主に中盤でプレスを掛けるゾーンプレスのためであり、単純に「一人あたり1~2km伸ばせば、10人では10~20km増える」のだが、疲労の蓄積も忘れて…
現在のカテナチオはバイタルエリア手前で待ち、攻めてきた相手を各エリアに追い込む守備戦術だった。 守備のエリア戦術「現代のカテナチオ」とは カテナチオとゾーンプレスを合わせた改良型カテナチオ 可変システムで行う改良型カテナチオ 大きなシステム変…
カテナチオは本来、1950-1960年代にイタリアで流行した堅守速攻サッカーの戦術で「かんぬき」の意味を示す言葉らしい。ところが2000年前後以降、イタリア代表が行う堅守速攻の守備戦術もカテナチオと言うようになった。 イタリア人監督のザッケローニ氏が就…
守備は常にマンツーマンの文化しか無かった日本だが、2002年日韓共催W杯に向けトルシエ監督はラインコントロールとオフサイドトラップの戦術を導入した。