サッカーの戦術を知れば魅力が100倍に!?
ピッチ上で繰り広げられる試合は各チームの戦術と戦略、緻密なプランによって成り立ち、全てのプレイが選手たちのポジショニングや一瞬の判断で大きく変わります。
このページではサッカーの戦術を徹底分析し、基本から応用まで詳しく解説します。
試合展開の深層に迫り、サッカーの魅力を引き出しませんか?
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サッカーの戦術を基本から徹底解説!
まずは戦術の基本とも言えるポジションやシステム(フォーメーション)から解説!ご贔屓チームの監督になったつもりで戦術を考えてみましょう!
ポジションとシステム(フォーメーション)とは
- 各ポジションの名称と略称、動き方
サッカーはポジションによってプレイの割合が変わる。
戦術を変える選手は、連携しながら周りよりも何かの能力で秀でている。 - 攻撃時のシステム(フォーメーション)とは
システムとはビルドアップ時にミドルサードでパスを回しながら、ボールと一緒に味方全体が上がる時にいるべき選手の配置のこと。
システムはチームで各ポジションごとに上手い人から出すと、チームの得意なシステムが自動的に決まる。
また対戦相手の弱点を突くため、監督の得意な戦術を活用するためにシステムが決まることもある。 - 複数のポジションをこなすポリバレントとは
日本ではオシム監督が残した言葉。
複数のポジションをこなせる選手がいると、交代無しでも戦術を変えることができる。 - システムを守るポジショナルプレーとは
- 強いチームの条件とは!?具体的な組織力を考える
強いチームの条件を具体的に考えてみましょう。
おまけ程度ですが、私ビリーの理想とする戦術を簡単に書いてみました。
サッカーの超基本戦術とその応用の『ティキタカ』
- 敵チームの間に顔を出しボールを貰う技術
マークを外す、ポジションチェンジ、ミスディレクション(視線誘導)、タイミングを合わせてパスを貰う、オフザボールとは - ポストプレイで時間を作る
- 最小のタッチ数でゴールを目指す『速攻戦術』とは
- 世界を魅了したスペイン伝統のティキタカとは
ポリバレントによるポジションチェンジ、数的有利を作るシステム変更、カウンター、速攻、ポゼッション、使う基礎戦術をリンクで貼る
基本戦術を活かすビリーの著作物
上記の基本戦術を実践するためのマニュアルを作成してみました。
相当な文量ですが、お手隙の際にでも読んでいただければ光栄です。
※お忙しい方はこの項を読み飛ばして下さい。
- チームメンバーに適したポジション選定マニュアル
草サッカーチームに推奨!?貴方のチームに最適なシステムとは - 貴方のチームに戦術を取り入れるおすすめの順番とは
当サイトで紹介する戦術をチームに取り入れやすくする順番を考えます。 - トレーニングメニューの作り方
大人数の部活やクラブチームでも時間を有効に活用するトレーニングメニューの作成方法を考えました。
(トレーニングメニュー・ルーティーンセット;TMRS) - ポジショニングドリル(現在作成中)
復数のポジションをこなすポリバレントを目指すための練習ドリル(4人から)。サッカーからフットサルの中級者までにオススメ! - ボディデザイン講座(どなたでも)
チームの戦術は個人のフィジカルによって底上げされ、戦術の精度や種類が増える。コンディショニング(体調管理)の基礎を徹底することによって試合でのパフォーマンスや筋トレの効果が発揮されます。
トータルコンディショニング(体調管理)は、アスリートの体作りにも最適!健康体であれば年齢、性別問わずどなたでも実践可能! - トータルコンディショニング-ベーシック(指導者向け)
ジムトレーナーや理学療法士など、これから指導者を目指す方向け。
「試合内」と「試合ごと」の交代戦術
- 後半からの交代戦術とターンオーバー
後半からの交代戦術を上に、ターンオーバーを下に切り分ける
ポリバレントな選手がいると、選手交代無しでシステム変更ができる。
相馬、伊東、など。またシステムによってSBやWB、WGは切り替えやすい。 - 長期大会で過密日程を勝ち抜くためのターンオーバーとは
大会はとにかく活きの良い選手を出し続けることが重要。
疲労は貯まると回復しにくくなるため試合に出続けるのは効果的ではなく、一軍を格下相手にまで出す必要が無い。
大会が長期に及ぶことを考えると、選択するシステムは得意なシステムや戦術とは異なることになる。
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【トレンド戦術】エリア戦術と数的有利を作るシステム変更
- エリアごとに戦術が変わる!?『エリア戦術とその名称』とは
(日本代表でもエリア戦術の使い手と呼ばれる監督がいた)
【エリア戦術】守備編
- ラインコントロールとオフサイドトラップとは
ラインコントロールの追記…ラインコントロールはチーム全体で行う守備戦術であって、ディフェンスラインだけで行う戦術ではない。 - 数的有利を作るラインコントロールとシステム変更
- 堅守速攻の守備戦術『カテナチオ』
- ティキタカへの対抗策として進化した守備戦術
超攻撃型の守備戦術『改良型カテナチオ』 - 【余談】日本代表の根性プレスと大会の相性
- 4-4-2の守備列には弱点が!?
ボールとはサイドが空くために、素早いサイドチェンジでバイタルエリアからセンタリングを狙われる。
ボールを「キープ(保持)」しながら「やり直し」を繰り返す理由は、相手の守備を乱すほどのサイドチェンジができるまで繰り返すから。 - 『渦の動き』と『渦の動き対策の4CB』とは
※渦の動きは「攻撃編・アタッキングサードの3」を参照。 - 改良型カテナチオの進化版!?『真・カテナチオ』
サイドに空いたスペースが弱点とされてきたが、5-4-1と対策された。
さらにワイドプレイたキーマン対策としてさらに3-3-1+3として進化した。
【エリア戦術】攻撃編
システム変更とは、ボールに関わる選手を相手よりも多くする戦術のこと。システム変更には複数のポジションをこなすポリバレントな能力が必要となる。
『ディフェンシブサード』のエリア戦術とは
- GKからのビルドアップとシステム変更と偽SB
システムを複数紹介する
※偽SBの話を切り分ける。順番がここでは分かりづらい。 - サイドで数的有利を作る戦術の欠点
ワイドプレイでは一瞬だけ使用する事もある。
(ワイドプレイの記事にリンクを追加)
『ミドルサード』のエリア戦術とは
- ミドルサード(中盤)でのシステム変更
システム変更は数的有利を作るために行うが、バランスを崩す両刃の剣でもある。 - 中盤でのビルドアップと偽SBとは
- 3CBの場合、偽SBが不要となることも多い
『アタッキングサード』のエリア戦術とは
- 相手のラインコントロールとは
CFかアイソレーションのWG(SH)が相手のラインを上下させる。
PA付近で素早いサイドチェンジを行うことで左右のスペースを切り崩す。 - カウンターと疑似カウンター、アイソレーションとは
アイソレーションを分けて説明する。 - 渦の動きとは
- ビエルサラインとポケット侵入はPA内のエリア戦術
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【最先端の戦術】ゾーンプレスへの対抗策『ワイドプレイ』
- ワイドプレイとビルドアップのシステム変更
- ワイドプレイが再流行した経緯
- ゾーンプレス対策の『ワイドプレイ』とは
- EURO2024後の戦術の傾向
ビエルサラインとはアルゼンチンの指導者ビエルサ氏が提唱したラインで、ゴールポストとPAの角を結んだ直線のこと。個人が単独で仕掛ける際のエリア戦術と言える。 ポケットとはグラウディオラ監督が提唱したエリア戦術の一つで、ゴールエリアの外側からPAの…
サッカー日本代表は勿論、なでしこジャパンでも「人数をかけて走る、走行距離を伸ばす」戦術を採用している。主に中盤でプレスを掛けるゾーンプレスのためであり、単純に「一人あたり1~2km伸ばせば、10人では10~20km増える」のだが、疲労の蓄積も忘れて…
W杯カタール大会から交代枠が3人から5人(+脳震盪枠1人)へと増えた。本来は疲労軽減と怪我防止のための交代枠だが、交代できる人数が増えたことでシステムすら大きく変えることが出来るようになった。 また試合が続く大きな大会などで試合ごとに多くの…
2023年3月現在日本代表には未だにGKからのビルドアップが確立されておらず、結局相手のプレスにハマって大きく蹴り出すことが多い。第2次森保ジャパンでもGKからのビルドアップを課題としているため、ここで世界のビルドアップのトレンドを分析してみる。 …
世界でカテナチオや改良型カテナチオが標準となった今、相手が二列の守備陣形を整える前に攻撃することが最も望ましい。その攻撃戦術がカウンターであり日本代表の中心となるだろう。 サイド攻撃がカテナチオのディフェンスラインを切り崩す!? カウンターを…
現代サッカーでは攻守とも局所的に数的優位を作る戦術が主流である。その一つとして「ボールを奪取、保持から展開する際のサイド攻撃」を紹介する。 この攻撃はボール側のSBが上がり、二人のDMFがサイドに入り込むのだが、数的優位を作る利点とともに欠点も…
現代サッカーでは、常に局所的に数的有利(優位)を作り続ける戦術が優先される。数的有利を作るとマークされない味方ができ、ポゼッションを簡単に出来るようになるためである。 数的有利を作る最も根底にある戦術はラインコントロールであり、ラインコント…
サッカーで戦術やシステム(フォーメーション)の話をする際に略記や略称を使うことが多いため書いておく。驚くことに人によって呼び方が異なることもあるため、話で疑問に思った際はここで確認を! サッカーの大まかなポジションは4つ 1. フォワード(CFW…
ワールドカップの試合を見る限り、日本代表の戦術は古い。カタールW杯が始まりドイツ戦の前半中にラインコントロールが時代遅れだと気づいたのだが、世界の戦術は他にも進歩していた。 現代サッカーのトレンド戦術は、不用意にボールを相手に渡す「ボールの…
サッカーで速攻とは何を指すのだろうか。恐らく明確な定義はないので、このブログに限り「速攻とはディフェンスラインもしくは攻撃の起点から、最小のタッチ数でシュートを目指す攻撃戦術」とする。 サッカーでも速攻は理想の攻撃戦術 最小限で攻撃を仕掛け…
改良型カテナチオは『押し上げるラインコントロールとゾーンプレス』を組み合わせより高い位置でボールを奪いショートカウンターも狙う。 筆者ビリーが知る限り「改良型カテナチオ」はブラジルのチッチ監督が始めた戦術で、2005年にオフサイドのルール変更が…
図 イタリアのカテナチオ カテナチオは本来、1950-1960年代にイタリアで流行した堅守速攻の戦術で「かんぬき」の意味を示す言葉らしい。2000年前後以降、イタリア代表が行う堅守速攻の守備戦術もカテナチオと言うようになった。 かつてイタリアが行っていた…
守備は常にマンツーマンの文化しか無かった日本だが、2002年日韓共催W杯に向けトルシエ監督はラインコントロールとオフサイドトラップの戦術を導入した。