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【サッカーのポジションを細かく解説!】名前と番号、役割を知ろう

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【サッカーのポジションを細かく解説!】名前と番号、役割を知ろう

サッカーで戦術やシステム(フォーメーション)の話をする際に略記や略称を使うことが多いため書いておく。驚くことに人によって呼び方が異なることもあるため、話で疑問に思った際はここで確認を!

各ポジションの名称と略称

4231のシステム

 ポジションを知らない人にとって厄介な話が、大まかにFW、MF、DFと三つの大きなくくりの中に、さらに細かい言い方があることだろう。

Lの表記はLeft(レフト、左)、RはRight(ライト、右)。

【サッカーのポジションを細かく解説!】名前と番号、役割、4231

FW:フォワード、トップ

・LWG:レフトウイング
・RWG:ライトウイング
 特に中央の人をトップ、両サイドでFWの人を左右のウイングと言ったりする。
例えば図ではLSH(レフトサイドハーフ)の位置にいても、より攻撃が得意な人がいる場合はLWG(レフトウイング)と言ったりする。

MF:ミッドフィルダー、ハーフ

・SH:左 or 右サイドハーフ
・OM:オフェンシブミッドフィルダー
・DM:ディフェンシブミッドフィルダー
 中盤という意味で「ミッドフィルダー、ハーフ」と言われる。
433などのシステムだと中盤の底をアンカーなどと表現することもあるが、「アンカー」は時代によっても名称が異なるためにここでは無視する。

DF:ディフェンダー、バック

・SB:サイドバック
・CB:センターバック
・WB:ウィングバック
 DFの人数を表す際に4バックや3バックなどと表現することが多いため、知らない人を混乱させる。
WBはSHとSBの中間的な役割で攻撃的はSBとも言われ、守備をするときはDFとなり、攻撃をするときはSHとなるイメージ。

GK:ゴールキーパー

 言わずとしれたサッカーでも唯一手をメインに使えるポジション。
世界の最先端の戦術やトレンド戦術ではフィールドプレイヤーの一人としてDFとボール回しに参加するようになっているが、日本代表のGKはいまいち参加できていない気がする。

今後はどんどんフィールドプレイヤーの一人として機能することになるだろう。

433と4141のシステムの図

433と4141のシステムの図

WG:ウィング

 CFW(センターフォワード)とSH(サイドハーフ)の中間的存在。

433(4141)と4123のMF

 433と4123を分けて考える場合、特にMF3人を分けて考えることがある。

4141や4123の場合は前の二人のDMをCMF(セントラルミッドフィルダー)やOMF(オフェンシブミッドフィルダー)と言うこともある。

この図では攻撃時に前二人のDMFのどちらかがOMF(オフェンシブミッドフィルダー、トップ下)にポジションチェンジして、4231にシステム変更することを考えてDMFとした。

三人目のDMFのアンカー

 アンカーと言うポジションは時代によっても異なるのだが、現代では特に二人のDMとCBの間にいる3人目のDMをアンカーという。

アンカーが純粋なDMやCBをできることで433などのシステムから大きく変化することが出来るようになる。

433と4141のシステム変更

 433のシステムは守備時はしっかりと守り、システム変更を行うことでより攻撃的なシステムへと変更もできる。

433からのシステム変更

 上図左側は、二人のDMのどちらかとアンカーが一列上がった4231のシステム変更。

 上図右側は、アンカーだけが残り、全体が一列上がる343のシステム変更。

ディフェンスラインがアンカーを吸収することで大きく開く。
SBとしてのオーバーラップや、状況に応じて内側に入りDMFのような役割をすることを偽SBと言う。

偽SBの動きは昔から存在していたのだがグラウディオラ監督がバイエルン時代に明確にし、SBなのにサイドに位置しないことから偽SBと命名した。

【参考】グラウディオラ監督が作り上げた偽SBとは

343と352のシステムの図

343と352のシステムの図

WB:ウィングバック

 三笘選手が注目されたことでWBのポジションが再注目されたが、古くから存在していたポジション。
SHとDM、SBの中間に位置するようなポジションで、攻守ともに参加できてサイドが得意な人がなる印象が強い。

WG、WB:ウィング、ウィングバック

守備にも回るが、特に攻撃時にドリブルで仕掛ける人がなる印象が強い。
最後は独立させて仕掛けるアイソレーションの戦術と相性が良い。
【参考】アイソレーションと疑似カウンターとは

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ポジションの番号

 ポジション番号は、国やシステム(フォーメーション)によっても異なるため目安でしかない。
多くのパターンを知っている人ほど会話で混乱するのため、システムを説明する時にポジション番号で呼ぶと混乱の元となる。

【サッカーのポジションを細かく解説!】名前と番号、役割

1番:ゴールキーパー
2番:右サイドバック
3番:左サイドバック、センターバック、右サイドバック
4番:センターバック、右サイドバック
5番:センターバック、守備的ミッドフィルダー
6番:守備的ミッドフィルダー、左サイドバック
7番:右サイドハーフ、右ウイング、攻撃的ミッドフィルダー
8番:攻撃的ミッドフィルダー、守備的ミッドフィルダー
9番:センターフォワード
10番:攻撃的ミッドフィルダー、センターフォワード
11番:フォワード、左ウイング、左サイドハーフ

各ポジションの大まかな動き

 ポジションは大まかにFW、MF(OM、DM)、DFに加えて左右分かれる。
ボールの高さや全体の高さによってドリブルやパスといったプレイの割合が変わる。

ディフェンダー(DF)の動き

 DFならばボールを持った位置は低いためパスが多く、ドリブルで仕掛ける割合は少ない。

ミッドフィールダー(MF)の動き

 MFならば中盤でドリブルによりパスコースを作ったり、周りにつなぐためのパスも多いだろう。

 DMFは、ディフェンスラインとの中継役として後ろ向きの状態でパスを貰い前を向くことに難しさがある。

一度前を向くと左右や中央への展開役となり速攻など攻撃での最終ラインと呼ぶ人も多く、DMFが押し上げることで数的優位を作ることもできる。

 OMFは攻撃の指揮者とも言われ、DMFからボールを受けて前を向く。
そしてこのシステムであればFWやWG、SHといった攻撃陣に対してシュートへのラストパスを出す役割を担う。

本人もドリブルで仕掛けてシュートを狙うべきポジションとなる。

フォワード(FW)の動き

 FWであれば最後仕掛けるためのドリブルが増えてくる。
またロングパスが得意な選手が居れば相手ディフェンスラインの裏への走り込むプレイは増える。