ビギナー向け!サッカーの戦術ブログ

サッカー日本代表がW杯ベスト8の壁を打ち破る為の戦術(タクティクス)をビギナー(初心者)でも分かるように分析します!土曜日の19時更新目標!

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【EURO2024】ジョージア代表の戦術を分析 今大会唯一の初出場国

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 ジョージア代表は、FIFAランキング75位(2024年4月4日)。UEFA(欧州サッカー連盟)内の順位で36位。EURO2024予選プレーオフ決勝でギリシャとのPK戦を制し、史上初の本大会出場権を獲得、大会唯一の初出場国。

フビチャ・クバラツヘリアは「クバラドーナ」と呼ばれるジョージアの星。

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【EURO2024】ジョージア代表のメンバー

監督

ウィリー・サニョル

GK(ゴールキーパー)

1 ギオルギ・ロリア(ディナモ・トビリシ)
12 ルカ・グゲシャシュビリ(カラバフ)
25 ギオルギ・ママルダシュビリ(バレンシア)

DF(ディフェンダー)

2 オタル・カカバーゼ(クラコビア)
3 ラシャ・ドバリ(アポエル)
4 グラム・カシア(スロバン・ブラティスラバ)
5 ソロモン・クビクベリア(アルアフドゥードゥ)
13 ギオルギ・ゴチョレイシュビリ(シャフタール)
14 ルカ・ロチョシュビリ(クレモネーゼ)
15 ギオルギ・グベレシアニ(ペルセポリス)
24 ジェマル・タビーゼ(パネトリコス)

MF(ミッドフィールダー)

6 ギオルギ・コチョラシュビリ(レバンテ)
9 ズリコ・ダビタシュビリ(ボルドー)
10 ギオルギ・チャクベターゼ(ワトフォード)
16 ニカ・クベクベスキリ(レフ・ポズナニ)
17 オタル・キテイシュビリ(シュトルム・グラーツ)
18 サンドロ・アルトゥナシュビリ(ボルフスベルガー)
19 レバン・シェンゲリア(パネトリコス)
20 アンゾル・メクバビシュビリ(ウニベルシタテア・クライオバ)
21 ギオルギ・ツィタイシュビリ(ディナモ・バトゥミ)
23 サバ・ロブジャニーゼ(アトランタ・U)
MFジャバ・カンカバ(スロバン・ブラティスラバ)
 →26 ガブリエル・シグア(バーゼル)

FW(フォワード)

7 フビチャ・クバラツヘリア(ナポリ)
8 ブドゥ・ジブジバーゼ(カールスルーエ)
11 ギオルギ・クビリタイア(アポエル)
22 ジョルジュ・ミカウターゼ(メス)

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【6/18 グループF 第1戦】ジョージア 対 トルコ(1-3)

  • 対戦相手のトルコ代表の戦術分析

システム 5-3-2(3-5-2)

6月18日ジョージアのシステム(トルコ戦)

使用戦術

  • ラインコントロールが無いわけではない。

試合展開

 ビルドアップの時点から同じスペースへ複数人がポジショニングをするため重なることが多く、そこで展開が止まる。

ラインコントロールのルールが変わった後のサッカーを見ている様な錯覚を覚える。

【守備戦術】

 ラインコントロールが出来ないためにライン裏を取られることが多い。
相手がボールを下げてもゆっくりしていることが多く、そのため中盤でプレスを掛けられない。

【攻撃戦術】

 ラインコントロールの精度が不十分のため、あらゆる面で数的有利を作れない。
パスの精度も低く、遅いために重要なパスが通せることが極めて少ない。
ポジショニングも「なぜそこにいるのか」分かっているのか疑問であり、味方と重なることが多く、動き直しも遅い。

数的有利を作れないために各局面を個人技で打開するしかなく、サイドから1対1を作れたときのみチャンスに繋がる印象。

最後の強引さが足りないのか、シュートまでいかずにパスワークが乱れてロストすることが多い。シュートで終われない。

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【6/22 グループF 第2戦】ジョージア 対 チェコ(1-1)

システム 3-5-2

6月22日ジョージアのシステム(チェコ戦)

使用戦術

 ジョージア代表には戦術的な要素がほぼ無し。

試合展開

 自陣でチェコに攻め続けられる時間が続くが、前半VARから相手のハンドでPKを獲得して点を挙げる。

【守備戦術】

  • ラインコントロールがないため、チェコ代表FWを自陣側からマークする。そのためどんどんディフェンスラインが下がり全体が間延びした結果、チェコが中盤でのびのびとボールを回し、簡単に攻め上がられてしまう。

【攻撃戦術】

  • ジョージア代表の戦術には数的有利を作る文化は無く、システム変更も選手たちが知っている「なんとなく」で行っている様子。ビルドアップのための「システム変更やポジショニングの早さと速さ、パスの強さと精度」が低いため、なかなかチェコ代表の陣地まで上がれない。
  • カウンターで一気に駆け上がり、勢いでシュートを目指すしか無い。

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【6/30 ラウンド16】ジョージア 対 スペイン(1-4)

システム 5-3-2(3CB+2SB)

 攻守ともに5-3-2を保ち不要なポジションチェンジをしないため、ポジションが重なることがほぼ無い。

6月30日ジョージア代表のシステム(スペイン戦)

使用戦術

試合展開

 想像通りスペインがボールを支配し、ほぼジョージア陣内で試合が行われる。

【守備の特徴】

  • スペインのパス回しで左右に振られる(疑似カウンター)対策としてDFを5人並べたと思われる。
  • DFを5人並べているため、ラインを上げても中盤で追い込むことができない。
  • 中盤でボールを奪うことを諦め、自陣PA前で5バックのカテナチオを作り待ち構える。
  • パスを左右に振る疑似カウンター対策としてPA前で5人が並び、その前のDMの列でパスを回させてカットを狙う。
  • PA内でラインコントロールを行っていたのだが、一人がズルズルと下がってしまったことで釣られて味方が下がり、2点目を献上してしまった。それまで出来ていたことからも、集中力が続かなかったのだろう。
  • おそらく1点負け越したことである程度のリスクを覚悟して、カウンターの距離を縮めるため60分から突如としてラインコントロールをPA前に上げだす。
  • しかし全体的に集中力が切れだしたのか、GKからのビルドアップ時に、中央へパスを出すなど危険なプレーが目立ち始める。

【攻撃の特徴】

  • 守備に人数を掛けるために少数でカウンターを狙う、完全に割り切った戦術。
  • スペインが一方的に押し込む時間が体感で9割以上もあるため、前半30分を過ぎても60分が経過したような錯覚を覚える。
  • ジョージアの攻撃は一瞬のカウンターしかない。
  • ボールの奪取からワイドプレイによりボールをキープし、ライン裏への短長パスを狙う。
割り切った戦術が仇に!?
 EURO2024でスペイン代表はラインコントロールを苦手とし、さらにDMがディフェンスラインへ寄りすぎて重なることで中盤が空く状態が続いていた。ボールのポゼッションを行うスペイン代表に対し、ジョージア代表は最初からPA前まで引いて5バックで待ち構えることを選択した。その選択からスペイン代表の伝統戦術のティキタカの良さしか出ない展開となってしまった。

 ジョージア代表はグループリーグからチームとしてワイドプレイが熟成してきただけに、もし中盤でのゾーンプレスを選択していたら、どの様な結果になっていたのかが気になるところではあった。