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⑬日本人 西野朗監督のシステム変更

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 W杯ロシア大会直前の2018年4月20日ハリルホジッチ監督が解任され、西野朗氏が監督に就任した。

ビリーとしては「アギーレ監督の攻撃的な戦術」から「ハリルホジッチ監督の守備的なエリア戦術」と世界にも通じそうな「日本人らしい戦術の完成形」が見えていただけに、何とも複雑な気分になった。

それだけに日本代表監督の交代劇は、まるで日本サッカー協会の混乱が透けて見えるようだった。

 オシム監督から「日本人らしい戦術」に取り憑かれてしまった日本代表の戦術だが、日本人の西野朗監督はどのような戦術になるのだろうか。

西野朗監督の基本戦術

 西野監督は代表監督就任当初、4231や433などの4バックのシステムを採用。

全体が押し上げた時は3バックになる可変式のシステムを基本としていた。

 守備のシステム変型は特に、変型時にラインコントロールをしながらマークの受け渡しをしなければならない。
余程実力差がある相手でなければカウンターのリスクを高めることになるため、DFにかなり高度な技術が要求されるDF泣かせな守備戦術でもある。

大きな変型なしの3バックとWBのシステム

 しかし日本代表に招集される選手は怪我が多く、アンカーとセンターバックができる選手も怪我で減ってしまったのだ。
そこでハリルホジッチ前監督が試さなかった3バックのシステムを急遽準備し出したのだ。

3バックとWBの可変システム例

3バックは基本システムではなくオプション

 強豪国は特に多くのシステム(フォーメーション)を準備する。
基本は自国のメンバーで優秀な選手が多いポジションを優先したシステムを作り、続いて対戦国が苦手とする守備システムで構える。

そのシステムの一つとして3バックを用意したのだった。

スポンサーとの戦いに見えた

 アギーレ監督からハリルホジッチ監督、そして西野監督へと交代したのだが、ビリーには選手選考もスポンサーの意思を感じぜざるを得なかった。

試合でもとある選手は、監督の意思を捻じ曲げるているかのような動きをしているように見えた。