アギーレ前監督の攻撃の戦術を継承し、ハリルホジッチ監督が守備面で改革を起こせば日本代表はどれだけ強くなっただろうか。攻撃面は継承されなかったものの「日本人らしい戦術」が垣間見えていた矢先のこと、2018年4月20日、W杯ロシア大会を目前にしてハリルホジッチ監督が解任された。
この内容は一部取材に加え、大きな推測も含まれています。
突然の解任が日本代表の進化を阻む
戦術を重んじる監督であれば誰しもそうだが、戦術よりも自分を尊重する選手は呼ばない。
ところがそんな選手を呼び続けている状況を見ると、なにやら事情があるようだ。
戦術の進化を阻むのはスター選手か
スター選手の招集といえばジーコ監督の戦術が記憶に残っているが、その時も内輪を乱す素行の悪い選手が居た。※小野伸二ではない。
以前「俺たちのサッカー」は選手が自己主張をしすぎた結果だと書いたが、拍車をかける選手を呼び続けていたことに違和感があった。
そのプレイスタイルはまさに「自分は代表戦で自己表現をしても良い存在」と言わんばかりだった。※本田圭佑ではない。
日本代表ではなくスポンサー代表だった
例外なく日本代表にもスポンサーが付いているのだが、黒い噂が絶えない。
どうやら日本代表で選手選考に口を出していたようで、「自己表現をする選手」を後押ししていたのはどうやらスポンサーの存在らしい。
スポンサーが金銭事情で特定の選手を選抜し、結果として戦術にまで影響が出ていたのだ。
ずっと見え隠れしていたスポンサーの影響
日本代表の戦術で「俺たちのサッカー」が根付いてしまったのは、ザッケローニ監督時代からだ。
その頃から戦術も「日本人から見た日本人らしい戦術」つまり『純国産』になった。
ザッケローニ監督は「自分が日本化する」ことを選び、「代表戦で自己表現をする選手」を良しと思わないアギーレ監督やハリルホジッチ監督は続けて代えられた。
『俺達のサッカー』を後押ししていたのはスポンサーと言えるだろう。
スポンサーは世界的企業
アギーレ監督は当初、選手選考の時点からふるいに掛けたことでトップダウン方式が成立した。
考えすぎだとは思うが、しかし解任されることになったのは「世界的企業である某スポンサーが手を回したのではないだろうか」と勘ぐってしまう。
何よりも八百長疑惑の逮捕者以外で職を失ったのはアギーレ監督ただ一人だけなのだから。
巨大化するサッカー協会
資金が集まるほどサッカー協会も大きくなり、日本代表も強くなる気はする。
しかしオリンピック同様に資金の流れである『黒い闇』の流れを止めなければ、お金のためのサッカーでしかなくなる。