ビギナー向け!サッカーの戦術ブログ

サッカー日本代表がW杯ベスト8の壁を打ち破る為の戦術(タクティクス)をビギナー(初心者)でも分かるように分析します!

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男子サッカーが後進国を脱出するための方法とは

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 外国人監督がサッカー日本代表に戦術を持ち込むがことごとく首にしてきた日本サッカー協会。その裏にはいつも見え隠れするスポンサーの存在。スポンサーは契約する選手を日本代表に引き込み、契約選手が目立つように戦術にまで口を出しているようにしか見えないのだった。

サッカー日本代表はスポンサー代表だった

 歴代の日本代表監督を振り返ると日本代表はすでに「日本人らしい戦術」に気づいている。
しかしスポンサーが戦術的を無視する契約選手をスタメンに選考し、その選手が目立つ様に戦術にまで口を出す、もしくは意見を尊重させる。まさにスポンサー代表だった。

 その結果日本代表はヨーロッパで活躍する選手をポジションごとに組み合わせるだけとなり、悪循環に陥った日本代表は2018年W杯ロシア大会でも「日本人らしい戦術」どころか「日本人らしさ」すら感じることも無かった。

迷走する日本サッカーの戦術

 歴代の日本代表監督はそうそうたる顔ぶれであり、最先端ではなくても世界で流行するトレンド戦術は知っていただろう。
スポンサーの意向から世界のトレンド戦術を拒絶した結果、日本サッカー界は戦術において世界から取り残されてしまった。

 スペイン、ドイツ、ブラジル...と言った世界屈指のチームであれば、個人のフィジカルや戦術の理解度が高いのでベスト16には進めるかもしれない。
しかしW杯のベスト8以上に上がる国は組織的な戦術までしっかりとしており、個人だけのレベルが上がれば良いわけではない。

もし日本代表がW杯ベスト16を超えたいのであれば、そのスポンサーと手を切ることが最初の戦術となるだろう。

選手の育成システムに戦術を

 例えばドイツは自国内でアメフトのデータ戦術を取り入れた育成から始まり、リーグ内の選手に共通した戦術を意識させ、その結果W杯ブラジル大会で「ドイツ対ブラジルで7対1」という結果にまで至った。
この試合は「ミネイロンの惨劇」と名前がつくほど歴史的な試合となり、結果にショック死する人もいた。

 日本もJリーグやサッカー協会を通じ、フィジカルトレーニングや栄養管理、多種多様な戦術の共通ドリル、戦術のトレンド(流行っている戦術)…と言ったように、戦術的な動きを取り入れた育成システムを確立するべきだろう。

【参考】トレーニングメニューのルーティーン化

日本人らしい戦術と戦術の多様性

 オシム監督以来「日本人らしい戦術」にとらわれ、勝つことよりもまるで『自分探し』のように「日本人らしさ」を探している気すらする。
その結果「俺達のサッカー」が生まれてしまい、選手が勝手なプレイを始めた結果崩壊したようにも見える。

 もしオシム監督を始め歴代の代表監督が継続していたら「日本人らしい戦術」に到達したのかもしれないが、悔やんでも悔やみきれない。

日本が今後もW杯で勝ち上がりたいのならば、まずは「日本人らしい戦術」や「戦術のトレンド」にとらわれず、相手に合わせていくつもの戦術をできるようにする必要があるだろう。

戦術はなでしこジャパンで実証済み

 「日本人らしい戦術」を過剰に意識していると言ったが、佐々木監督のなでしこジャパンではその戦術がすでに形になっている。
 全体でコンパクトに移動する組織戦術を中心にポゼッションを繰り返し、相手のディフェンスラインの裏へ長いパスでスペースを突くなど多彩な攻撃を見せた、まさにトータルフットボールである。

則夫ジャパン誕生か!?

 個人的には毎回外国人監督を招致し、日本代表に新しい戦術を取り入れてほしいとは思うのだが、トータルフットボールの見本が身近にある以上は招致する必要がない。
まずは佐々木則夫氏に監督になってもらい、外国人監督クラスに定期的にアドバイザーもしくは巡回コーチとして、Jリーグや男子代表を評価してもらえれば理想ではないか。
佐々木監督はダジャレが好きそうなので、ダジャレ枠の招集を目指してビリーも練習をしようと思う。

最後に

 サイトの移転に伴い2015年7月に書いた記事を2022年に1月に再編集しながら書き加えたため、時系列など若干ずれていたかと思います。
当時の試合で録画してあるものは見直して試合の分析も加えようかと思いますが、いつになることやら…