2025年6月の日本代表メンバー招集で今までメインで使われてきた選手たちを7人も入れ替えた森保監督。北中米W杯に可能性のある選手を一挙に呼んだことでJリーガーたちのモチベーションも爆上がり間違いない。
サッカー日本代表が北中米W杯を勝ち抜くためには組織での連携が必要不可欠だが、選手それぞれの能力を最大限引き出すシステム(フォーメーション)を考えてみた。
▶6/5 オーストラリアの分析
▶6/10インドネシアの分析
北中米W杯で日本代表が目指すシステム
正直全プレイヤーの特徴を知らないので、特にDFの配置は違和感を感じるだろうが、北中米W杯に長く滞在するにはターンオーバーが必須になる。
日本代表のポジショニングがはどこまで成熟させることができるだろうか。
左右非対称のアタッカーチーム
前田
中村 久保
伊東 菅原
守田 田中
伊藤 冨安 板倉
-
攻撃戦術
中村と久保の2シャドー、WBの伊東と菅原ら全員がサイドアタッカーの構成。
4人のサイドアタッカーが縦、斜め、中央と切込みシュートを打つ。伊東が左右入れ替わることで相手により左右のSBを入れ替えることができる。
FWの前田は、こぼれ球を押し込み、また4人が相手GKとDFの間に上げるセンタリングのターゲットになる役。
▶サイドアタッカーのための「割り切った」攻撃戦術 -
守備戦術
アタッカーが多いチームのためディフェンスラインが高くなることを想定し、守備時は確実に相手の攻撃をディレイ(遅延)させ、基本の4-4-2での守備列を作る必要がある。
▶シャビ・アロンソ監督のトランジションの意識とは
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鎌田中心の王道チーム
試合の中心には常に鎌田がいる「戦術鎌田」とも言えるシステム。
本来南野が加わることで後ろは鎌田、前は南野と役割分担をできれば負担が減り輝きを増すのだが、調子を落としてしまったことが何とも悔しい。
鎌田中心の王道チーム(その1)
4-2-3-1になっているが、鎌田、守田、田中が入れ替わりながらマークを外し、ビルドアップの時点から鎌田が自由に動くことで実質4-3-3のようなイメージ。
ボールのキープが上手い鎌田、守田、田中がディフェンスラインからのビルドアップに率先して関わることができる。
上田
伊東 鎌田 堂安
守田 佐野
町田 瀬古 高井 関根
南野を加えた超攻撃的なシステム
このシステムは攻撃の中心に南野が加わることで完成する。
上田
伊東 南野 堂安
鎌田 佐野
町田 瀬古 高井 関根
現在南野は、伊東や堂安らサイドアタッカーと入れ替わるポジションチェンジが全く出来ないことで、左右のアタッカーと自分自身の能力も使えずにいる。
左右のアタッカーと入れ替わりながらボールを回すことでマークをずらし、剥がし、混乱させる事ができる。
現時点で南野は交代戦術として機能せざるを得ないが、北中米W杯までになんとか復調してもらいたい。
▶戦術南野のワントップ構想
南野が本来の調子を取り戻せば、超攻撃型のチームが完成する。
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鎌田中心の王道チーム(その2)
上田
伊東 堂安
鎌田 佐野
遠藤
町田 瀬古 高井 関根
ビルドアップと共にシステム変更を行う
偽CBとも呼ばれる4-3-3からアンカー(ANC)の遠藤がCB化するシステム変更。
遠藤がボールに近寄り続けることでビルドアップがしにくいが、遠藤がCBに入り、後ろから鎌田がボールを引き出すことで前にボールをつなげる。
上田
伊東 鎌田 堂安
佐野
町田 関根
瀬古 遠藤 高井
ディフェンスラインからボールを引き出す鎌田が低い位置にいるときは、両サイドに伊東と堂安のアタッカーを配置することでカウンター中心の攻撃を試みる。
相手に速攻を遅延(ディレイ)させられた場合は、鎌田が中央へ上がり、鎌田と佐野が中央全体のバランスを整える。