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【北中米W杯 アジア最終予選 インドネシア戦】帰化選手が多く実力が未知数!?あらゆるシーンに対応できるシステムを

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 インドネシアはほぼスタメン全員が帰化選手と予想され、アウェイでは審判の判定も不利になるため、あらゆる状況を想定しなければならない。
複数のポジションが出来るスタメンを前提で起用し、前半で様子見をしながら試合中にシステム変更で対応することになる。

基本システムは3-4-1-2でSBとWGを併用!?

 試合展開はアウェイの洗礼がなければ一方的になる戦力差だが、環境によってどこまで追い込まれるのかが未知数である。そのためあらゆる変化に対応できるシステム(フォーメーション)を選択するべきだろう。

【日本代表の予想システム①】3-4-3(3-4-1-2)

 例えば下図のような3-4-3(3-4-1-2)の状態を想定する。(左右のどちらでもSBを使用できる。)

三笘   久保
南野
LSB       WG
守田  田中
町田 谷口 板倉

※三笘、久保は中村、伊東に変更も可能。
 左サイドでビルドアップに安定感を作りたいのなら、三笘ではなく中村に。
 これはあくまでカウンターを主体とするために選んだメンバー。

谷口が中央CBの理由

 誰がCBの中央になれるのか分からないので谷口を指名した。
※3バックの時は三人ともCB(LCB、CB、RCB)となる。

恐らく板倉もCBとANCを出来ると思うのだが、右サイドでWGやSHにWBをさせた状態で安定感を求めるために板倉を右側に置いている。

左右が入れ替わり左にWGを起用した場合は、町田と板倉を入れ替えることになる。

4-2-3-1にシステム変更

 4バックにしたい時は、LSBを下げる。

久保
三笘 南野 WG
守田 田中
LSB 町田 谷口 板倉

4-4-2にシステム変更

南野 久保
三笘     WG
守田 田中
LSB 町田 谷口 板倉

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【日本代表の予想システム②】4-3-1-2(4-3-3)

 招集されるメンバーも分からないためにこういった書き方になるが、両サイドにSBが使えるイメージで考える。
※L(左)、R(右)、SB(サイドバック)、CB(センターバック)、ANC(アンカー、DMの下にいる人で下図では遠藤のこと)。

三笘    久保
南野
守田  田中
遠藤
LSB 谷口 板倉 RSB

できればRSBが良いが、居なければ堂安か伊東を出すしか無くなる。遠藤がCBを出来なければ谷口をANCにして、CBを他の選手に任せることになる。

3-4-1-2(3-4-3)にシステム変更

 相手陣地である程度試合ができる場合は、3-4-1-2へシステム変更をする。

三笘  久保
南野
LSB        RSB
守田  田中
谷口  遠藤  板倉

4-4-2にシステム変更

 ANCがCBへ入れない場合は、4-4-2へシステム変更をする。

南野 久保
三笘  CM  田中
守田 遠藤
LSB 谷口 板倉 RSB

 このシステムはかなりの安定感があると思う。
無理に4-4-2を貫くのではなく、南野久保田中守田CM(セントラルミッドフィールダー)の位置に適宜入り、三笘は縦の突破とドリブルを仕掛け続ける。

これが一番安定するシステム変更かもしれない。
というのも、ディフェンスラインはラインコントロールがあるために特殊なポジションであり『専門屋』しか出来ないのだ。

 このシステムは田中に頑張ってもらうしか無くなるが、難しく考える必要はない。
サイドは中央でのプレイをサイドライン付近で行うだけで出来る。頑張れ田中!

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【日本代表の予想システム③】4-3-1-2(4-3-3)

 遠藤がCBを出来るかどうか分からないので、本来は中央を谷口か板倉に任せたい。
そのためには谷口か板倉がANCをすれば更に安定するかもしれない!?

三笘  久保
南野
守田  田中
板倉
LSB 町田 谷口 RSB

この場合は3-4-1-2へシステム変更がしやすいので安定しやすいと思うが、SBに人が足りないと言われる現日本代表の状況に加え、守備時のラインコントロールの不安感が拭えない。

3-4-1-2にシステム変更

三笘  久保
南野
LSB       RSB
守田  田中
町田 板倉 谷口

【日本代表の予想システム④】王道の4-2-3-1と4CB

 このシステムは最初からガッチリ組み合うイメージで、無理にSBを起用せずに4CBと王道の4-2-3-1であらゆる対策をすることが可能。

今回の試合でビリーが一番推すシステムである。

伊東をCFWに起用した理由は、前線へのカウンターを始め、中村、鎌田、堂安と入れ替わって攻撃することが出来る万能さがあるからだ。

伊東
中村 鎌田 堂安
守田  田中
町田 谷口 板倉 瀬古

※CBは誰が左右得意など分からないので、あくまでイメージ。

このシステムなら中村、堂安に代えて、三笘、久保が交代戦術で使える。
試合を勝ち越す事ができれば、DMFに遠藤を投入することも出来る。

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【序盤の試合展開】2トップで攻撃にも対応

 序盤から前半いっぱいは様子を見ることになるかもしれない。
そこで攻撃は左から、三笘、南野、久保の三人で仕掛けることになる。

4-3-3のゼロトップシステム

 2トップだが三笘も久保もアイソレーションで構え、ボールが低い位置にある時は二人共開いて待つ。
ショートパスでつなぐ時は中央寄りに入っていき、SBやWBが上がれるスペースを作る。
三人はサイドでは渦の動きなど積極的にボールを動かしながらバランスを取るポジショナルプレーも忘れないようにすること。

早い段階から二人が積極的にドリブルで仕掛け、枠内へのシュートで終わることを基本攻撃とする。

三笘
南野  久保

久保と南野が2シャドーになる展開も予想できるが、あらゆる位置からカウンターを仕掛けるためにも三笘だけは下がらないようにすることが重要。
三笘は得意な位置にポジショニングを行い、中央にこだわらないこと。

攻撃の中心は戦術南野(鎌田)

 攻撃の舵取りは南野(鎌田)になる。
2トップ(1トップ2シャドー)のためカウンター攻撃を基本とし、後からSB(WB)が上がってくることになる。

離れたポジショニングで待つアイソレーション三笘久保、中央に張る南野(鎌田)でシステムを組む場合、4-3-1-2ではなく4-3-3のゼロトップシステムと考えることも出来る。

三笘      久保
南野
守田  田中
遠藤
LSB 谷口 板倉 RSB

上がってくる間に「戦術南野」を使えれば、多彩な攻撃ができるようになるだろう。
【参考】戦術南野とは

計画的に行うわけではないが、試合展開によってはこんなポジショニングのイメージも全員で共有すること。

三笘      久保
南野  田中
守田  遠藤
LSB 谷口 板倉 RSB

上図、ボールが左に出たら、南野が左による。

三笘      久保
守田  南野
遠藤  田中
LSB 谷口 板倉 RSB

上図、ボールが右に出たら、南野が右による。

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ビルドアップにこだわりすぎないこと

 ハイプレスや、ディフェンスラインからDMやANC間でゾーンプレスを受けることが苦手であり、もはや日本代表の欠点がディフェンシブサードからミドルサードに掛けてのビルドアップだと世界にバレてしまった。

GKからのビルドアップとシステム変更

 今や世界でGKからのビルアップとシステム変更が常識となっているが、苦手と分かっているのに実践する必要がない。

そこで上手く繋がらなかった場合は、ロングパスでミドルサードから前線へパスを出すことに割り切った方が良い結果が出るだろう。

そこでキープをして押し込んでから立て直せば良い。
【参考】GKからのビルドアップとシステム変更

招集されたメンバー(11/7追記)

選手▽GK

大迫敬介(広島)
谷晃生(町田)
鈴木彩艶(パルマ)

▽DF

長友佑都(FC東京)
谷口彰悟(シントトロイデン)…アキレス腱断裂!?
→関根大輝(柏レイソル)
板倉滉(ボルシアMG)
町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)
橋岡大樹(ルートン・タウン)
瀬古歩夢(グラスホッパー)
菅原由勢(サウサンプトン)
高井幸大(川崎F)

▽MF

南野拓実(モナコ)
鎌田大地(クリスタル・パレス)
中村敬斗(スタッド・ランス)
守田英正(スポルティング)
田中碧(リーズ)
遠藤航(リバプール)
藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)
伊東純也(スタッド・ランス)
堂安律(フライブルク)

▽FW

古橋亨梧(セルティック)
三笘薫(ブライトン)
久保建英(ソシエダ)
前田大然(セルティック)
旗手怜央(セルティック)
小川航基(NECナイメヘン)
大橋祐紀(ブラックバーン)

谷口がアキレス腱断裂で代表離脱でどうするスタメン!?(11/10追記)

 個人的には4CBが推しだったが、ラインコントロールとCBの要の谷口がアキレス腱断裂で抜けてしまった。

そこで4バックでも3バックでも対応できるシステムを改めて考えてみる。

【日本代表の予想システム⑤】4-3-1-2(4-3-3)

 遠藤がCBを出来るかどうか分からないので、本来は中央を板倉に任せたい。
そのためには板倉がANCをすれば更に安定するかもしれないのだが…

三笘  久保
南野
守田  田中
遠藤
橋岡 町田 板倉 菅原

この場合は3-4-1-2へシステム変更がしやすいので安定しやすいと思うが、SBに人が足りないと言われる現日本代表の状況に加え、守備時のラインコントロールの不安感が拭えない。

3-4-1-2にシステム変更(SBのWB化)

 割と押し込める状態では守田と田中、橋岡と菅原のラインでボールを展開し、前線3人でシュートを狙うシステム。

三笘  久保
南野
橋岡       菅原
守田  田中
町田 遠藤 板倉

3-2-3-2にシステム変更(偽SBのシステム)

 無理に試す必要はないが押し込みっぱなしになる場合で、ボールのコントロールが守田と田中の方が安定する場合は、守田と田中が南野の周囲でサポートする方が良い。
万一このシステムを試すのであれば入れ替わることは考えても良いが、橋岡と菅原は無理に上がらないこと。

安全が確認できるのであれば、上がるのは遠藤にする。
※図中の線はハーフェーライン。

三笘  久保
南野
守田   田中
橋岡 菅原
町田 遠藤 板倉
ーーーーー◯ーーーーー

※こんなシステム変更もできるが、慣れてなさそうなのでオススメしない。

【日本代表の予想システム⑥】王道の4-2-3-1

 このシステムは最初からガッチリ組み合うイメージで、SBが上下することで中盤で数的有利を作り、両サイドが下がって4-4-2の守備陣形にも対策する一昔前の王道システム。

谷口が居なくなったことで奇策に転じるよりも、一昔前の王道システムにマイナーチェンジをした方が全員戦術の理解が早いハズ。

あくまでも攻撃的に行く場合を想定して、DMに守田と田中を選んだ。

伊東
中村 鎌田 堂安
守田  田中
橋岡 町田 板倉 菅原

※CBは誰が左右得意など分からないので、あくまでイメージ。

このシステムなら中村、堂安に代えて、三笘、久保が交代戦術で使える。
試合を勝ち越す事ができれば、DMFに遠藤を投入することも出来る。

4-3-3へシステム変更

 鎌田がボールサイドに寄り、逆サイドのDMが上がることで4-3-3にシステム変更が可能。

伊東
中村     堂安
鎌田 田中
守田
橋岡 町田 板倉 菅原

3-4-3へシステム変更

 上記から更に押し込める場合は、4バックが上がり後ろに居たDM(図では守田)をCBにする。

伊東
中村     堂安
鎌田 田中
橋岡       菅原
町田 守田 板倉

システム変更はあくまでもイメージであり、左右を対象にする必要は全くない。
そのためさらに菅原だけ上がり、橋岡はそのままで4バックを作るイメージを保ったままの展開すら有り得る。

個人的な予想は戦力差が圧倒的にあるので、大差を付けられると思うのだが、果たしてどうなることやら。

監督、コーチ、選手、頑張ってくれ!