カタールW杯で日本は戦術の後進国だと分かった。カタールW杯以前のように戦術を日本独自の方向へ進めるのではなく、サッカー協会が積極的に各チームへ戦術を取り入れることを訴え掛けても良いのではないかと思う。
ここではJリーグを始め、日本サッカー界に戦術を広めるための方法を考えてみた。
Jリーグ内に戦術が普及すれば日本サッカー界は戦術大国に!?
カタールW杯を見て「Jリーガーは世界で全く通じないのか!?」と思うシーンが幾つもあった。
日本サッカー界ではレベルの底上げや選手の可能性、能力を引き出すことを徹底していると思うが、戦術が圧倒的に足りない様に見える。
あたかも欧州リーグの予備としてJリーグが存在しているかのようだが、戦術を徹底することで、Jリーグを欧州にも負けるとも劣らない世界のトップリーグへと導くのだ。
Jリーグ全てのチームが独自の戦術をもてば、これ以上魅力的な話はない。
サッカー協会で戦術革命!
Jリーグに戦術の普及を促進する方法について、以下のアプローチを考えてみた。
- インフラストラクチャーとリソースの向上
まずはサッカー協会内に戦術教育に関するプログラムの情報を充実させ、戦術のトレーニングや分析のための施設とツールの目安を作る。 - 戦術的なコーチングスタッフの採用
欧州などの経験豊富な戦術コーチをサッカー協会やJリーグのクラブに採用し、サッカー協会と各クラブで戦術の指導を普及させるためのマニュアルを作成する。
マニュアルとは、分析された戦術を実行するための練習メニューやドリルのこと。 - 教育とトレーニングの強化
Jリーグ内の選手やコーチに対して現代サッカーの戦術を教育する実践ドリルや教育プログラムの作成。
・選手には練習で実践できる戦術ドリルを用意。
・コーチには戦術の指導が出来るようになるプログラムを作成する。 - 戦術的なセミナーやワークショップの開催
サッカー協会がクラブ、コーチ、選手だけではなく、日本全体に向けて戦術に関するセミナーやワークショップを定期的に開催し、情報を共有する。
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Jリーグの各チームで行う戦術トレーニング
- ビデオ分析と技術の活用
Jリーグなど資金があるクラブは、戦術的な分析ツールや技術を駆使して試合のビデオ分析を行い、選手とコーチに戦術的なフィードバックを提供する。
フィードバックとはスタッツなどチームだけではなく個人も数字で評価するポイント制を採用することで具体的にする。 - ファンとメディアに魅力を伝える
ファンとメディアに向けて戦術に関する情報を提供し、各チームの特色や戦術的な魅力を伝える。 - 国際的な競争力の向上
Jリーグのクラブが国際的な大会に参加する機会を増やし、国際舞台での経験を積むことで、戦術的な実績を向上させる。
U-18世代へ向けた戦術の教育プログラムの作成
- U-18以下の若手選手の育成
将来のトッププレイヤーと若手選手の発掘と育成に焦点を当て、戦術的な理解とスキルの向上を支援するプログラムを作成する。
※現在のプログラムに戦術などの要素を多く加えて整理するだけ。 - 成果の評価と改善
定期的な評価と改善のプロセスを確立し、採用された戦術的なアプローチの成果を測定し、必要に応じて調整しましょう。
これらのアプローチを組み合わせれば、Jリーグ内で戦術的な理解を深め、組織戦術の実行力を高めることができる。
戦術的な教育と普及が成功すれば、クラブとリーグ全体の競争力が向上することで選手のレベルが上がり、国際的なサッカーシーンでの成功も期待できるだろう。