サッカーの戦術ブログ

サッカー日本代表がW杯ベスト8の壁を打ち破れる様に戦術(タクティクス)を分析しています!水・土曜日の更新目標!

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⑥日本人 岡田武史監督の戦術とスローガン

 脳梗塞で倒れたイビチャ・オシム前監督に代わり、代表監督に就任したのが岡田武史氏だった。岡田監督はオシム前監督の意思を受け継ぎ「日本人の特色と特性」を分析し、日本人にあったサッカーをする「戦術の日本化」を日本人なりに目指したのだ。

 「日本は島国のため世界を知らない」と度々言われるが、「海外を知らないために客観視の出来ない日本人が思う日本人らしい戦術」とはどんな戦術になるのだろうか。

 

岡田監督の日本人の特色を活かす戦術

 オフェンス面で岡田監督は「個人のフィジカル(身体的能力)では劣る日本人が世界と肩を並べるには戦術が必要である。体は小さいが、器用さと俊敏性を合わせれば狭い場所でもボールを回せる。」と分析した。

つまり、日本人はスペイン代表やバルセロナのようにボール保持率を上げる「ポゼッションサッカー」に適正がある、出来る可能性があると考えたのだ。

 デフェンス面では「個で勝てなければ、一人に対して二人以上でディフェンスするなど人数を掛ける。」これも中長距離が得意なアジア人が、走る距離を伸ばすことでなし得る戦術だ。

結局『根性』が戦術の要(かなめ)のようだ。

岡田監督のスローガン

 サッカー岡田ジャパンのスローガンとして『接近・展開・ 連続・(根性)』を掲げて挑戦が始まったのだ。
岡田ジャパンの隠れたスローガン『根性』は、まさに「日本人からみた日本人らしい戦術」であり、先が見えたような気がした。

戦術『根性』には限界がある

 しかし戦術『根性』には限界がある。
いくら黄色人種が中長距離が得意とは言え、代表選手は1試合の走行距離で平均10km以上を走るのだが、全員が何kmも伸ばせたものではない。
さらに中長距離を伸ばせば短距離を走る瞬発力は消えることになる。

バルセロナポゼッションサッカー

 現代でポゼッションサッカーと言えば、グアルディオラ監督のバルセロナだ。
グアルディオラ監督の戦術は、メッシ以外は浮き球によるパスとロングパスの禁止を徹底した。
また中盤だろうが前線だろうが、確実なチャンスを作れるまではパスを回し続けたのだ。

日本人とスペイン人の体型は似ている

 ヨーロッパでもバルセロナは比較的小柄な選手が多く、メッシ、イニエスタ、シャビなど活躍する選手は日本人と体型が似ている。
(でも、当然ながら顔は似ても似つかないほど濃い。特にシャビ。)
それが理由となり、オシム前監督の「特性と特色」に、岡田監督はポゼッションを加えようとしたのだった。