サッカーの戦術ブログ

 オフサイドのルール変更とともに進化するサッカーの戦術(タクティクス)を分析します。水・土曜日の更新を目指しています!

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【12月2日】グループF クロアチア対ベルギー

クロアチアは世界ランキング12位。 特に有名な選手はモドリッチだが、選手のレベルは平均的に高くミスが少ない。

第2戦までは選手の距離感も程よくバランスの取れたチームと言えるが、何か決定力に掛け驚異を感じない印象。

ベルギーは世界ランキング2位。 アザールロメル・ルカクデ・ブライネアクセル・ヴィツェルらベルギー黄金世代と言われる選手たちが特徴で、「前回大会がピークで僕たちは歳をとりすぎた」と本人たちが言っている。 スター選手とは言えないが、選手の平均的なレベルは高い。

両国ともヨーロッパのため、お互い手の内は知り尽くされているため、前半からの様子見は無く試合開始から激しい展開が予想される。 また世界トップレベルで同格と思われるため、勝敗の行方は分からない。

お互い手の内を知り尽くした同格の争い

両国ともヨーロッパ勢のためか、ラインコントロールはしっかりとしている。

同格でラインコントロールを両国が行うと、両国とも黄色の四角のマーカー内で中盤を争う。 青いマーカーがクロアチア、赤いマーカーがベルギーのディフェンスライン。

ちなみに何度見返してもベルギーが9人しか居ない。 もう一人は一体どこへ…?

ベルギーの戦術(まるで現日本代表の上位互換)

前半30分までを見る限り、ベルギーは現在の日本代表の上位互換のような動き。 日本より体格も大きくプレイの精度も高いのだが、ボールへの関与する人数と動き直しが少なく、連動性も若干足りない。

味方通しの距離感も乱れがちで、味方同士でポジションが重なることも多々ある。

ワールドカップのグループステージを通して、「この戦術で本当に世界ランキング2位なのか?」「予選をどうやって勝ち上がってきたんだ?」と言う印象。

まるでドイツに7-1で負けた時のブラジルを思い出す。

クロアチアの戦術

穴を作ることが少なく、味方同士の距離感とバランスを維持し続けている印象。 スペインほどパスが多いわけでもなく、アルゼンチンほどドリブルが多いわけでもない。 まさに攻守バランスの取れたチームと言える。

ディフェンスは、現ブラジルほどではないがラインコントロールからのゾーンプレスを適度に行うことで、ボールを奪取し自分たちのペースに持ち込む。

後半もリスクを負わない不可思議なベルギー

このままではグループリーグで敗退となるベルギーなのだが、何故かリスクを負わない。 アルゼンチンに勝った時のサウジアラビアとまではいかなくても、裏を狙ったり多少の強引さが必要となるのではないのか?と思っていると、NHKの解説 福西崇史氏や現地リポートの佐藤寿人氏も言っていた。

まるで消化試合のような動きなのだが、後半頭からルカクを投入したところで雰囲気は一変した。 どうやらベルギーはルカクを中心としたチームのようだ。

そのルカクが怪我で8月から本調子ではなく、ランキングは高いがW杯では勝ち上がることの方が少ないようだ。

クロアチア相手にはリスクが取れない!?

もしかしたらだが、強豪国であるクロアチア相手にはリスクを取ることすらできないのかもしれない。 ただベルギーは同点でも敗退となるため、何か「そりゃ無理だろうよ」ぐらいの攻撃があっても良いような気がしないでもない。

また判定もベルギーに不利になることも散見し、何か「国際的に嫌われているのか?」と思ってしまう。 キーパーへの明らかなバックパスでさえも審判に取られなかった。

自力はクロアチアの方が上?

後半時間が進むに連れてクロアチアが押し込む時間が増え、まるでベルギーには攻撃的な選手や司令塔と呼ばれる選手が居ないような印象。

クロアチアはバランスの良い試合展開を継続

クロアチアは同点でも勝ち上がる事ができるため、無理な攻撃によりボールロストを避ける。 無理にカウンターも仕掛けなければ、ポゼッションを継続することで自分たちのペースを崩さない。 確実にペナルティーエリアまで攻め込めた時は強引さを見せる。

試合の最後まで決して焦ることはなく、淡々と自分たちのサッカーを継続した。

試合は0-0の引き分けで終わる。