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【パリ五輪 8/3 準々決勝】U-23日本代表 vs スペイン代表 勝つための戦術を考える。

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 パリ五輪サッカーU-23日本代表がグループリーグ三試合を終えて、選手それぞれの動きと連携が確立されてきた。そこで準々決勝であたるU-23スペイン代表を倒すための攻撃戦術を考えてみる。

U-23スペイン代表戦で中心になるのはDMの三人!?

 スタメンは分からないので、グループリーグ第1戦で表示した。
平河の怪我がどうなったのか分からないが、彼の安定感と突破力がほしいことは間違いない。

細谷
斎藤    平河
三戸  山本
藤田
大畑 木村 高井 関根
小久保

無理なシステム変更は不要!?

 このチームで不思議だったのは、藤田譲瑠チマのロングパスや全体でのショートパスを繋ぎ続けるスタイルでワイドプレイに近いことは行うが、システム変更を行い数的有利を作ろうとしない。

今更システム変更を行っても噛み合わないことになるので、不要だろう。

現在のやり方のまま継続するしか無い。

ポジションチェンジで相手のマークを外す

 試合展開で必要とあらば、細谷、三戸、山本はポジションチェンジを繰り返すことになる。

また押し込まれた場合も、三戸、藤田、山本がポジションチェンジを繰り返すことになるだろう。

 ポジションチェンジを恐れては行けないが、しっかりとポジションに戻ることも忘れないように注意。

勝つための戦術は藤田のショットガンスタイル!?

 攻撃でも守備でも中心となっているのは間違いなく藤田譲瑠チマ。

試合中に変更することは出来ないので、今更ではあるが藤田のパスを活かす戦術を考えてみた。

 ボールを奪取し藤田譲瑠チマへとパスが繋がった時、中央で構える細谷は1.5~2列目まで降りてきて、ワイドプレイのまま三戸山本細谷がポストプレイのターゲットになる。

斎藤        平河
細谷
三戸    山本

藤田
大畑 木村 高井 関根
小久保

ボールとは逆サイドの選手はアイソレーションを!

 藤田譲瑠チマは、できればアイソレーションで構える斎藤と平河へロングパスも伺い、相手のディフェンスラインを下げさせることも考える。

斎藤        平河
細谷
三戸    山本

大畑   藤田   関根
木村   高井
小久保

その際もしできるのであれば、SBの大畑関根藤田と並ぶ位置まで上がれると良いだろう。

ポストプレイで時間を作り全体を押し上げる

 藤田のショットガンスタイルでパスを受けた際は、時間を作り全体が押し上がる時間を作る。

もし前の5人で攻めきれればシュートまで行くが、もちろん戻してもよいわけで、無駄な攻撃でボールをロストする必要は無い。

試合展開はワイドプレイが標準になる

 スペイン代表相手にポゼッションサッカーで挑む理由は無いが、無駄な攻撃は戻しても良い。

無理にシュートを蹴ったり、中央に味方が居ないのにセンタリングを上げるぐらいなら、ディフェンスラインに戻しても良い。

相手がディフェンスラインを上げた隙に裏へ走り込んで狙うことになるだろう。

【パリ五輪 サッカー男子】U-23日本代表の戦術を徹底分析

 スペイン相手にでも恐れずに自分たちの良さを出し、相手の良さを消し、ポジションチェンジを繰り返しながら対戦してほしいと思う。初戦で足を踏まれて怪我をした平河は出場できないようだ。

U-23日本代表のスタメン

細谷
斎藤     山田
三戸  山本
藤田
大畑 木村 高井 関根
小久保

攻撃戦術
  • 【ディフェンシブサード】
  • 【ミドルサード】
     スペイン選手の間に顔を出す機会とタイミングが味方と合わず、なかなかボールの展開が出来ない。その中でも強引な縦突破を試みるためにボールのロストが目立ってしまう。
  • 【アタッキングサード】
     中央で細谷がゼロトップに近い動きからポストプレイを狙うが、周りの選手もポジションチェンジをするには動きが固く、思うほど連携が出来なかった。
守備戦術 4-4-2の改良型カテナチオ

 4-4-2の弱点であるサイドに空いたスペースを素早いサイドチェンジによって使われることで守備陣形が乱れ、中央にいる11番にやられてしまう。この戦術は日本が実現したい戦術であった。

スペインのスタメン

 

攻撃戦術
  • 【ディフェンシブサード】
  • 【ミドルサード】
  • 【アタッキングサード】
守備戦術

 

試合展開

 試合序盤、日本のディフェンス4-4-2の穴を突いたスペイン代表が見事にシュートを決める。

 中盤で

 

 スペイン代表は日本代表よりもラインコントロールが正確だった。