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②今からでも遅くない!森保ジャパンの戦術おさらい|同サイド圧縮と味方プレスから見る日本代表の課題

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森保ジャパンの戦術おさらい

 北中米ワールドカップに向けて、日本代表のメンバーやシステムを考える前に、まずは森保ジャパンの戦術の現状をおさらいしましょう。

日本代表は個人能力の高い選手が増え、欧州クラブでプレーする選手も珍しくなくなりました。 しかし試合を見ていると、ビルドアップが詰まったり、選手同士の距離間が近くなりすぎたり、攻撃の形が途中で止まる場面もあります。

この記事では、森保ジャパンの戦術がなぜ詰まりやすく見えるのかを、FIFAランクと戦術完成度ポジショニング同サイド圧縮味方プレスという視点から整理します。

この記事で分かること
  • 森保ジャパンの戦術がなぜ詰まりやすく見えるのか
  • FIFAランクと戦術完成度の関係
  • 日本代表が目指してきた「日本人らしさ」とは何か
  • 同サイド圧縮と味方プレスの問題点
  • 北中米ワールドカップに向けて整理したいポイント

なお、この記事は筆者が代表戦を見てきた中で感じた戦術考察です。
FIFAランクだけでチームの強さや戦術レベルを完全に判断できるわけではありません。
あくまで、試合を見る時の目安として読んでください。

森保ジャパンはどんな状態に見えるのか?

 現在の日本代表は、FIFAランクで見れば世界の中でも上位に入るチームです。
個人能力の高い選手も多く、アジアの中では明らかに高いレベルにあります。

一方で、組織戦術として見ると、まだ「やりたいことに連携が追いつかない」場面もあります。

特に、相手の守備が整っている時や、強度の高いプレスを受けた時に、ボールの逃げ道がなくなりやすい印象があります。

森保ジャパンの強みは、個人能力の高い選手を活かせること。
ただし、強豪国相手に勝ち切るためには、個人の突破だけでなく、チーム全体の距離間や立ち位置(ポジショニング)も重要になります。

これまでの日本代表は、WGやSHのアイソレーションによって、組織の中で個人の力を目立たせる形で打開してきました。
※アイソレーション…サイドの選手をわざと孤立させて1対1の状況を作り、ドリブルで相手を崩す攻撃戦術。

ドリブラーが多い日本代表にとってこの戦術は大きな武器です。

しかし、相手が対策してきた時や、サイドの選手が思うように仕掛けられない時には、別の解決策が必要になります。

FIFAランクと戦術完成度の目安

まず、FIFAランクと戦術完成度の関係を、あくまで目安として整理してみます。

FIFAランクだけで戦術レベルを完全に判断できるわけではありません。 ただし、上位国ほど「やりたい戦術」と「実際にできる戦術」が一致している傾向があります。

FIFAランクの目安 戦術の見え方 初心者向けの注目ポイント
20位台以降 明確な戦術が見えにくく、個人能力や勢いに頼る場面が多い チーム全体の動きより、個人突破や守備の頑張りに注目
10位台後半 やりたい戦術はあるが、連携が追いつかない 良い時間帯と崩れる時間帯の差を見る
10位台前半 上位国のような高度な戦術を狙うが、実行力に差が出る 「やりたい戦術」と「実際にできている戦術」の差を見る
10位以内 目標戦術があり、実践する戦術もはっきりしている 攻撃・守備・切り替えの狙いを見る
6〜7位以内 チームとしての戦術がかなり整理され、完成度が高い 選手個人の能力がチーム戦術の中でどう活きているかを見る
W杯などの長期大会 試合ごとに戦術が洗練されていく 初戦と決勝トーナメントで戦い方がどう変わるかを見る

ビギナー向けの見方

 日本代表を見る時は、「勝ったか負けたか」だけでなく、良い時間帯と悪い時間帯の差に注目すると戦術が分かりやすくなります。

  • ボールを持つ時間帯は、誰が立ち位置を作っているか
  • 詰まった時間帯の、選手同士の距離間(近すぎないか)
  • サイド攻撃が止まった時に、中央や逆サイドを使えているか

カタールW杯後に目指した戦術の方向性

 カタールワールドカップ後、日本代表は北中米ワールドカップに向けて、さらに戦術を整理する必要がありました。

日本はオシム監督時代から、いわゆる戦術の日本化を目指してきました。
日本人選手の特徴を活かしながら、世界と戦うための形を作ろうとしてきたのです。

では、日本人らしさとは何でしょうか。 オシム監督が見ていた日本人らしさは、単なるテクニックや体力だけではなく、チームとしての協調性だったのではないかと考えます。

名将イビチャ・オシムのサッカー哲学

日本人らしさをどう戦術に落とし込むか

 一時期、スペインのティキタカのように「どんな相手にでも自国のスタイルを貫くこと」が理想のように語られることもありました。

しかし、日本には長い歴史の中で積み上げてきた明確な伝統戦術があるわけではありません。

そのため、森保ジャパンは「相手に合わせて弱点を突く」「選手の特徴を最大限に活かす」という方向を選んだように見えます。

考え方日本代表が目指した方向性
  • 選手個人の能力を最大限に活かす
  • 弱い部分はチームの連携で補う
  • 相手の弱点に合わせて戦い方を変える
  • サイドの個人能力を組織の中で活かす

この方向性自体は、とても現実的でしたが、選手個人の能力を活かすためには、チーム全体の距離間や立ち位置の整理が遅れているように見えました。

日本代表はなぜポジショニングで詰まりやすいのか

 日本代表の試合を見ていると、足元の技術は高いのに、ポジショニングや距離間で詰まる場面を多く見ます。

ポジショニングとは、ボールを持っていない時の立ち位置のこと。

サッカーでは、ボールを持っていない選手の立ち位置が、ボールを持っている選手の選択肢を決めます。

目立ちにくい部分ですが、ビルドアップや守備ブロックの安定感を大きく左右します。

 例えば、4-4-2の守備陣形でも、選手同士の距離を一定に保ちながら上がるべき時に上がれないと、前線と中盤の間にスペースが空きます。

逆に、近づきすぎると味方同士でスペースを消してしまいます。

ビルドアップでも同じです。

味方がボールに近づきすぎると、一見サポートしているように見えます。

しかし実際には、相手守備も一緒に連れてきてしまい、ボールを持っている選手を苦しくしてしまうことがあります。

これが、この記事でいう味方プレスです。

味方プレスとは?

 味方プレスとは、味方選手がボールホルダーに近づきすぎることで、味方選手のマークマンも近くに集まり、ボールホルダーのプレーエリアに入ってしまう状態のこと。

守備側がプレスをかけているわけではないのに、味方の立ち位置によってボール保持者が苦しくなるため、ビルドアップが詰まりやすくなります。
過去にもあった「味方プレス」とは

理想の戦術を追いかけた日本代表

 日本代表は、理想や流行、最先端の戦術を目指しながら、そこに選手を当てはめて予選を勝ち進んできました。

欧州クラブでプレーする選手が増えたことで、アジア圏内では個人の能力で上回る場面も多く、W杯予選では圧倒的と感じるほどでした。

しかし、戦術面では理想通りに進まなかった部分もあります。

出場選手に合ったシステムを試しながらも、距離間やポジショニングの整理が追いつかず、攻撃が詰まる場面が見られました。

その原因の一つが、同サイド圧縮です。

同サイド圧縮とは何か?

 同サイド圧縮とは、ボールがあるサイドに味方を集めて、短い距離でパス交換をしながら前進する戦術で、1990年代の前半から中盤に日本で流行った戦術です。

メリットは、ボール周辺に味方を集めるため、細かいパス交換や即時奪還が得意な日本がしやすい戦術と思われていました。

一方4-4-2の守備ブロックが流行った現在では、味方選手同士が近づきすぎてボールホルダーのプレイエリアに入ると、ドリブルで仕掛けるスペースが無くなるだけではなく、パスコースすら無くなります。

足元が器用な日本人ですが世界の上位国が相手では器用と言えず、同サイド圧縮は完全に通じない戦術となっていたのでした。

距離間を一定に保てない森保ジャパンでは、自然とボールに集まり同サイド圧縮になってしまう現象が続き、ボールを前に運べない状態が続いたのでした。

戦術用語同サイド圧縮
  • 狙い:ボールサイドに人数を集めて前進する
  • メリット:短い距離でパスをつなぎやすい
  • メリット:失った後にすぐ奪い返しやすい
  • デメリット:密集しすぎると味方同士でスペースを消す
  • デメリット:逆サイドを使えないと攻撃が詰まりやすい

4-4-2の守備ブロックが作られたことで、同サイド圧縮は通用しなくなったのでした。 

3-4-3で左側に寄りすぎたイメージ

 例えば、3-4-3で左側に寄りすぎると、以下のような形になります。
※システムの説明のため、選手名は一例です。

左側に寄りすぎた同サイド圧縮のイメージ

上田
 鈴木 久保
中村     堂安
 ⚽️鎌田 佐野
伊藤 冨安 板倉

この形では、左側に人が集まりすぎて、WB、WGがドリブルで仕掛けるスペースまで消えます。
サイドに人数をかけすぎた結果、肝心のサイドアタッカー(中村、鈴木)がドリブルを仕掛けられません。

同サイド圧縮を前提に3-4-3から3-4-2-1へ

 ここでFIFAランクの図を読み直してみてください。

FIFAランク18位の日本代表はボールに寄り過ぎる癖を逆手に取り、3-4-3を諦めました。

ボールへ寄ってしまうのならば、最低限の人数だけを寄せる形へ整理しようとしたように見えます。 その形が、3-4-2-1です。

同サイド圧縮を前提とした3-4-2-1

上田
鈴木 久保
中村      堂安
鎌田 佐野
⚽️伊藤 冨安 板倉

このシステムでは、本来両翼に開いていたWGを中央に立つ2シャドーに変更し、WB(中村、堂安)が幅を取ります。

左側にボールがある時でも、全員が一気に寄るのではなく、必要な選手だけが寄る形に意識を変更します。

役割整理3-4-2-1での立ち位置
  • CB(伊藤の列):ボール回しを行うため、できるだけ横に広がる
  • DM(鎌田、佐野):近寄りすぎず、CBの列からボールを引き出す
  • WB(中村、堂安):片方はビルドアップに関わり、逆サイドは展開の準備をする
  • 2シャドー(鈴木、久保):片方がサイド寄りに動き、もう片方が中央で受ける
  • CF(上田):ロングパスのターゲット役になる

 この形がうまく機能すると、守備陣形からのカウンター、WGのドリブル、逆サイドへの展開など、複数の攻撃ルートを作れます。

つまり、同サイド圧縮を完全に捨てるのではなく、同サイドに寄りすぎないように整理することがポイントになります。

同サイド圧縮の明確な弱点

 同サイド圧縮を3-4-2-1に落とし込む形は、うまくはまれば面白い戦術です。
しかし、いくつか大きな弱点もあります。

ビルドアップ時にボールへ寄りすぎると後ろが重くなる

 まず問題になるのは、ビルドアップ時に中盤の選手がボールへ寄りすぎること。

後ろが重くなるとは、選手全体が下がりすぎて、結果として前にボールを運べなくなる状態のこと。

ボールに近づいてサポートしているように見えても、実際には前線との距離が空き、攻撃の出口がなくなります。

後ろが重くなる悪い例

   上田
 鈴木    ◯.
中村  久保   堂安
鎌田⚽️  佐野    .
  伊藤 冨安 板倉

鎌田が4バックで言うSBの位置に入り、WBの中村を前に押し出した状態。

鎌田が居なくなった中央のいちに無理矢理久保が落ちて(下がって)、結局全体が左に寄りながら下がってしまった状態。

このような形になると、ボール周辺には味方がいるのに、ドリブルで前へ進むためのスペースやパスコースがなくなります。

これを味方のプレイエリアに入った味方プレスと表現することがあります。

結果として、無意味な横パスやGKへのパスが増え、相手に守備を整える時間を与えたり、ディフェンスラインを上げる機会を増やすことになります。

2シャドーが中央にいることで逆サイドのスペースが空く

 もう一つの弱点は、2シャドーが中央にいることで、逆サイドのWGの位置が空きやすいことです。(上図の◯の位置)

左サイドでボールを持っている時、逆サイドの選手(下図の堂安)が高い位置を取ると自然とアイソレーションとなり、サイドチェンジから一気に攻撃できる可能性があります。

しかしボールを失った瞬間に、堂安の裏のスペース(下図の◯)を使われるリスクもあります。

逆サイドのスペースが空くイメージ

上田
鈴木    ⚽️堂安
中村 久保   ◯ .
鎌田 佐野 .
伊藤 冨安 板倉 .

ボールを失った後に使われやすいスペース

上田
鈴木    堂安
中村  久保    ⚽️
鎌田 佐野 .
伊藤 冨安 板倉 .

 この弱点を補うには、誰が前に出て、誰が残るのかを明確にする必要があります。
サイドチェンジや疑似カウンターを狙うなら、その裏側を守る選手の立ち位置もセットで整理しなければいけません。
相手に攻め込ませて行う「疑似カウンター」とは

森保ジャパンに必要なのは距離間の共有

 ここまで見てきたように、森保ジャパンの課題は、戦術そのものがないことではありません。 むしろ、いくつかの狙いは見えています。

問題は、その狙いを実行するための距離間や立ち位置が、試合中にズレやすいこと。

同サイド圧縮も、味方プレスも、もともとの意図は悪くありません。

ただし、選手同士の距離が近くなりすぎると、個人の良さまで消えてしまいます。

 大切なのは、近づく選手と離れる選手の役割分担です。

全員がボールへ寄るのではなく、ボールを受ける選手、幅を取る選手、裏を狙う選手、失った時に備える選手が整理される必要があります。

日本代表には、久保建英、堂安律、鎌田大地、伊東純也、中村敬斗、前田大然など、個性のある攻撃的な選手がいますが、近すぎる距離間がその特徴を潰している様に見えます。

 距離間や立ち位置が整理された時、中央が起点となった逆サイドへの展開、サイドの仕掛け、カウンターの全てがつながる可能性を秘めています。

3-4-2-1(3-4-3)の真の狙いはサイドの人海戦術

 日本代表の3-4-2-1(3-4-3)の狙いは、単に3バックで守備を安定させることだけではありません。
大きなポイントは、両サイドのWGとWBがある程度入れ替わりながら仕掛け続けることで、相手の守備にプレッシャーをかけ続けることにあります。

両サイドにアイソレーションを作り、サイドの選手が1対1で仕掛ける。
さらに、その外側や内側からWBが関わることで、相手のサイドバックやウイングに守備対応を強いることができます。

この時、WGだけが仕掛け続けるのではなく、WBは中間位置で攻守にスタンバイをします。
WGが内側に入ればWBが幅を取り、WBが前に出ればWGが内側で受ける。
このように、サイドの役割を固定しすぎずに入れ替えながら攻撃することで、相手の守備は対応し続けなければいけません。

狙い両サイドで仕掛け続ける理由
  • WGとWBが入れ替わりながら相手サイドを揺さぶる
  • 左右両方でアイソレーションを作り、1対1の場面を増やす
  • 相手のサイドバックやウイングに守備対応を続けさせる
  • 相手DFの体力を削り、後半の交代戦術につなげる
  • サイドの選手を複数用意することで、試合終盤まで強度を落としにくくする

「後ろが重くなる悪い例」がアイソレーションに!?

 まずかなり上の方で話した悪い例を見てみましょう。

後ろが重くなる悪い例

 上田  .
 鈴木     .
中村  久保   堂安
⚽️鎌田  佐野
 伊藤 冨安 板倉

鎌田が左SBの位置まで下がってしまったことで佐野も寄り、久保も落ち、堂安だけが右サイドに残る、古い同サイド圧縮の図。

同サイド圧縮の進化!両サイドでアイソレーションと疑似カウンター

 日本代表の古い同サイド圧縮になる癖を改良し、攻撃戦術に進化させましょう。

両サイドでアイソレーションと疑似カウンターを狙う形

   上田
  鈴木     堂安
中村  久保
  ⚽️鎌田 佐野
 伊藤 冨安 板倉

鎌田が左によりすぎて中村のプレイエリアに入らないように注意し、鈴木が若干左寄り程度に抑え、伊藤、中村、鎌田を中心にビルドアップを形成。

ボールが出せなければ久保も落ちますが、実際の高さは鈴木と中村の間ぐらいか。

同サイド圧縮と言っても全体が寄り過ぎないように注意し、堂安を守備にも攻撃にも行けるぐらいの中間的な高さでアイソレーションとして待たせる。

必要最小限の意識で同サイド圧縮(サイドに偏る)の癖で後ろが重たくなるプレイスタイルを、疑似カウンターとアイソレーションに近づけることができます。

また左サイドからボールを中央に展開した場合は、アイソレーション役の堂安が高さをとり、縦に仕掛ける場合は久保も上がり、佐野は堂安の下側に寄り、空いたスペースを埋めることを心がける。

上田、鈴木、久保、堂安が上がった場合は、鎌田、佐野は展開と守備を考えたバランスを取ることを考える。

 オランダ戦で書いていますが、日本はどの高さでもカウンターを狙う戦術を選択しているため、この戦術は攻守一体となり、選手も意識的に分かりやすくなります。

森保ジャパンはまさに人海戦術

 この考え方では、左右のサイドにそれぞれ複数の選手を用意しておくことが重要になります。たとえば、

両サイドの人員整理

  • 右サイドなら菅原由勢、堂安律、久保建英。
  • 左サイドなら中村敬斗、鈴木唯人、前田大然。
  • 両サイドの候補として伊東純也、長友佑都。

このように、両サイドで3人前後の選手を組み合わせておけば、先発、交代、配置変更を使いながら、試合を通してサイドの強度を維持しやすくなります。

つまり、日本代表の3-4-3や3-4-2-1は、サイドの選手を固定して戦うシステムではありません。 両サイドの選手を入れ替えながら仕掛け続け、相手の守備を消耗させるための仕組みでもあります。

例えば、守備的な菅原由勢と攻撃的な久保建英が組んでいる最中は、久保が多めに攻めることになる、といった具合で常に割合を揃える必要はありません。

 この意味では、ターンオーバー試合中の交代戦術、両サイドでの人員整理を組み合わせた、まさにサイドの人海戦術と言えるでしょう。

まとめ:森保ジャパンの戦術は「整理」が鍵になる

 森保ジャパンは、個人能力の高い選手を多く抱えるチームです。 そのため、アジアの中では個の力で押し切れる試合も多くあります。

しかし、ワールドカップ本大会で上位を目指すなら、個人能力だけでは足りません。

同サイド圧縮、アイソレーション、ビルドアップ、守備ブロック、カウンターを、どの場面でどう使い分けるのかを整理する必要があります。

特に重要なのは、ポジショニングと距離間です。

誰がボールへ近づくのか。 誰が幅を取るのか。 誰が裏を狙うのか。誰が失った時に備えるのか。

この役割がはっきりすれば、日本代表の攻撃はもっとスムーズになるはずです。

今から森保ジャパンを見る時は、選手名やフォーメーションだけでなく、「選手同士の距離間」と「ボールを失った時の備え」に注目すると、試合の見方がかなり面白くなります。 次回は、北中米ワールドカップに向けたターンオーバーと交代戦術について考えていきます。

シリーズ予定北中米W杯に向けた日本代表考察
  1. W杯招集メンバーと基本戦術の予想
  2. 今からでも遅くない!森保ジャパンの戦術おさらい(この記事)
  3. アイスランド戦の予想戦術
  4. アイスランド戦の反省とオランダ戦の予想