7人制ソサイチの戦術は、キングスリーグやキングスワールドカップに応用できるのか!?

　ソサイチとは、サッカーをベースにした7人制のスポーツ。サッカーよりも狭いフィールド（コート、ピッチ）で、より少ない人数で行うため、個人技やスピード感が求められる。ソサイチには7人制と8人制があり、コートのサイズやルールが若干異なるが、どちらもダイナミックなプレーが特徴的。

ソサイチにおける基本的な戦術

• 攻撃戦術：ワイドプレイ、サイドチェンジ
  　ソサイチでは、フィールドが狭いためシュートチャンスが多く、守備側は中央を固める必要がある。攻撃側は中央を開かせるために広く空いたスペースへのサイド攻撃が有効となる。
  　またサイドチェンジを頻繁に行い、中央の守備をワイドに開かせて相手を揺さぶり、クロスやシュートを狙うのが一般的な攻撃パターンになる。
• 守備戦術：ゾーンディフェンス、マンツーマンマーク
  　ソサイチの守備は、ゾーンディフェンスとマンツーマンマークを組み合わせることが多い。ゾーンディフェンスとは、エリアを分担して守ることで、組織的な守備を可能にする。
  ▶サッカーのゾーンディフェンスとは
  　一方、マンツーマンマークは、特定の相手選手をマークすることで、個人の能力を生かした守備が可能。
  　実践では自身の担当するゾーンに入ってきた相手をマンツーマンマークする複合的な守備戦術が一般的。

ソサイチとキングスリーグの戦術的な共通点と相違点

　キングスリーグは、インフルエンサーや元プロサッカー選手などが参加し、独自のルールが特徴のサッカーリーグ。
▶元バルセロナのジェラール・ピケが作ったキングスリーグ

一番の違いはオフサイドの有無

　キングスリーグとソサイチの大きな違いは、オフサイドのルールが存在すること。オフサイドが存在することで、より複雑な戦術が可能にる。

ソサイチの戦術はキングスリーグに応用できるだろうか？

• 攻撃面：ビルドアップ、ワイドプレイ
  　GKからのビルドアップではオフサイドが関係ないため、ソサイチと同様のビルドアップができ、またサッカーのビルドアップも参考になる。
  ▶サッカーのGKからのビルドアップのシステム変更
  　ソサイチ同様にキングスリーグも、個人の能力を生かしたドリブルやパスが特徴となるため、ワイドプレイはキングスリーグの攻撃にも応用可能。
  中央を固める相手に対してワイドに開いて相手を揺さぶることでマークや守備陣形が乱れ、より多くのチャンスを生み出すことができるようになる。
• 守備面：ラインコントロール、カテナチオ
  　キングスリーグではオフサイドがあるため、サッカーの守備戦術がベースになる。
  ソサイチのゾーンディフェンスやマンツーマンなど個人の能力を生かした守備戦術も有効かもしれない。しかしキングスリーグではオフサイドがある以上、ラインコントロールやカテナチオといった組織的な守備戦術が重要視される。

今後のキングスリーグの戦術の進化の方向性

　キングスリーグはまだ新しいスポーツであり、戦術は日々進化している。現在では個人の能力を活かした攻撃的なサッカーが主流だが、より組織的なサッカーへと発展していく可能性もある。ソサイチの戦術を参考に、独自の戦術を模索し確立する魅力もある。

ソサイチとキングスリーグの戦術のまとめ
　ソサイチの戦術は、キングスリーグにも応用できる部分が数多くある。
両者は異なるスポーツであるため、それぞれの特性を活かした戦術を構築することが重要となる。
今後のキングスリーグの戦術の進化に注目するのも魅力の一つだろう。