2015年7月現在、女子サッカーW杯でなでしこジャパンが体の二回り以上大きい相手に対し、戦術を駆使して勝ち進んでいる。 なでしこジャパンの戦術を分析してみよう。 戦術を駆使して勝ち進む「なでしこジャパン」 日本人らしい戦術の完成 すでに完成レベル …
日本の緒戦はドイツであり誰もが負けると予想していた。しかしフィジカルでも昔ほどの差は無くなり、ボールコントロールの技術も全員が劣っているわけではない。 またヨーロッパの戦術サッカーに対して日本代表は相性が良い印象があるため、ビリーはラインコ…
W杯ロシア大会直前の2018年4月20日にハリルホジッチ監督が解任され、西野朗氏が監督に就任した。 ビリーとしては「アギーレ監督の攻撃的な戦術」から「ハリルホジッチ監督の守備的なエリア戦術」と世界にも通じそうな「日本人らしい戦術の完成形」が見えて…
現代サッカーでは、常に局所的に数的優位(有利)を作り続ける戦術が優先される。数的優位を作るとマークされない味方ができ、ポゼッションを簡単に出来るようになるためである。 数的優位を作る最も根底にある戦術はラインコントロールであり、ラインコント…
アギーレ前監督の攻撃の戦術を継承し、ハリルホジッチ監督が守備面で改革を起こせば日本代表はどれだけ強くなっただろうか。攻撃面は継承されなかったものの「日本人らしい戦術」が垣間見えていた矢先のこと、2018年4月20日、W杯ロシア大会を目前にしてハリ…
サッカーで戦術やシステム(フォーメーション)の話をする際に略記や略称を使うことが多いため書いておく。驚くことに人によって呼び方が異なることもあるため、話で疑問に思った際はここで確認を! 各ポジションの名称と略称 FW:フォワード、トップ MF:ミ…
ワールドカップの試合を見る限り、日本代表の戦術は古い。カタールW杯が始まりドイツ戦の前半中にラインコントロールが時代遅れだと気づいたのだが、世界の戦術は他にも進歩していた。 現代サッカーのトレンド戦術は、不用意にボールを相手に渡す「ボールの…
日本代表はW杯の予選や親善試合で幾つもシステムを試していたが、どれもしっくりとこなかった。格下相手にも接戦を演じ、TVの解説では「これがW杯の予選。何が起こるかわからない。」と松木さんは連呼するが、「ベスト8を目指す国が格下相手に接戦で良いのか…
2015年八百長疑惑で告発されたアギーレ前監督に代わり、ボスニア・ヘルツェゴビナ出身でフランス人のヴァヒド・ハリルホジッチ氏が監督に就任。2018年W杯ロシア大会を目指す。 ハリルホジッチ監督はアギーレ前監督の超攻撃的なサッカーを継承し、組織的戦術…
2014年から中南米に位置するメキシコ人のハビエル・アギーレ氏が監督に就任し、2018年W杯ロシア大会へと向かう。中南米も南米と同じ様に身体能力を活かした攻撃的なスタイルの印象が強い。 アギーレ監督はその印象通り、日本代表メンバーでできるあらゆる攻…
サッカーで速攻とは何を指すのだろうか。明確な定義を知らないので、このブログに限り速攻とは「ディフェンスラインから最小のタッチ数でゴールを目指す攻撃戦術」とする。 速攻とはサッカーの理想とする攻撃戦術 最小限で攻撃を仕掛ける速攻のイメージ 速攻…
ザッケローニ監督はイタリア国内での監督経験が長いが、代表チームの監督は日本代表が初めて。選手としてのポジションはDF(サイドバック)。 イタリアと言えばカテナチオという堅守速攻のシステム戦術が有名で、トルシエ監督以来消えたラインコントロールが…
岡田監督の就任から目標どおり、ボール保持率(ポゼッション)着実に上がっていた。しかし思うような結果にはつながらなかったのだ。ここで『岡田監督のポゼッションサッカー』を分析してみよう。 サッカーの戦術は点を取るためにある 岡田監督の戦術「ポゼ…
サッカー日本代表は勿論、なでしこジャパンでも「人数をかけて走る、走行距離を伸ばす」戦術を採用している。主に中盤でプレスを掛けるゾーンプレスのためであり、単純に「一人あたり1~2km伸ばせば、10人では10~20km増える」のだが、疲労の蓄積も忘れて…
岡田監督の「日本人の考える日本人らしい戦術」を目指したはずが、時間の経過とともにいつの間にか変わっていくのだった... 時間の経過とともに変わる岡田監督の戦術 目指すポゼッションサッカーと岡田監督の誤算 2010年 W杯 南アフリカ大会のスタメン 時間…
脳梗塞で倒れたイビチャ・オシム前監督に代わり、代表監督に就任したのが岡田武史氏だった。岡田監督はオシム前監督の意思を受け継ぎ「日本人の特色と特性」を分析し、日本人にあったサッカーをする「戦術の日本化」を日本人なりに目指し、2010年のW杯南アフ…
現在のカテナチオはバイタルエリア手前で待ち、攻めてきた相手を各エリアに追い込む守備戦術だった。 守備のエリア戦術「現代のカテナチオ」とは カテナチオとゾーンプレスを合わせた改良型カテナチオ 可変システムで行う改良型カテナチオ 大きなシステム変…
カテナチオは本来、1950-1960年代にイタリアで流行した堅守速攻サッカーの戦術で「かんぬき」の意味を示す言葉らしい。ところが2000年前後以降、イタリア代表が行う堅守速攻の守備戦術もカテナチオと言うようになった。 イタリア人監督のザッケローニ氏が就…
2006年W杯ドイツ大会が終わると日本代表監督にイビチャ・オシム氏が就任した。ジェフユナイテッド千葉の監督をしていたのだが、日本サッカー協会が強引に日本代表監督にしたような気がする。 大学同期の友人がジェフユナイテッド千葉のファンであり、当時激…
2002年日韓共催W杯が終わると、日本代表監督は選手として圧倒的な知名度があるジーコ氏へと代わった。 不確かで申し訳ないのだが、前トルシエ監督の日本代表がW杯ベスト16で止まってしまったことを危惧し、サッカー協会がブラジル式への原点回帰を狙ったと言…
日本が得意とするシステムは長きに渡り4231を基準とし、世界中どこでも見られるようなオーソドックスなスタイルを築いてきた。 4231から戦術的な変化を生み出すのは出ている選手であり個人技しかないものの、国内では「日本代表の戦術は世界でも類を見ないほ…
守備は常にマンツーマンの文化しか無かった日本だが、2002年日韓共催W杯に向けトルシエ監督はラインコントロールとオフサイドトラップの戦術を導入した。
サッカーは「選手ありきの戦術」であり「戦術ありきの選手」である。W杯カタール大会で各国の戦術を分析し、日本代表が活きるような戦術を考えます。
日本代表監督であったフィリップ・トルシエ氏は1998年に就任し、サッカー後進国日本に革命をもたらしたのだった。 ブラジルのように個人のレベルの高さだけで勝負するのではなく、日本が世界レベルで戦うにはどうしても戦術が必要だったのだ... それまで日本…
サッカー協会の思惑では「サッカーのレベルを上げる方針の一つ」として「チャージ(タックル)に強い選手を育てる」はずだった。ところが審判の誤審により試合結果が変わり、Jリーグの方向性すら変わる事になったのだった… 誤審の結果でチームが変える方向性…
チャージ(タックル)でファールになる判断基準は世界とアジア、日本のJリーグで異なる。その「ファールの判断基準」により影響するものとは何だろうか。
W杯カタール大会を中心に世界の戦術を分析し、日本代表がベスト8の壁を破るための「日本人らしい戦術の作成」を目指し、合わせて第2次森保ジャパンのシステムや戦術を予想し分析します! ◇:*:☆:*:【ビリーの著作物】:*:☆:*:◇ 15年以上のトレーニング研究を…
ブラジルは世界ランキング1位。 ワールドカップ最多の5回優勝国。 監督のチッチ氏は組織的に動かない選手を排除して選手を一新した。 現在7年目で、ラインコントロールと激しいゾーンプレスを得意とし、ネイマールを中心とした攻撃が特徴的。 クロアチア…
日本が目標としていたベスト8への挑戦の相手はクロアチア。クロアチアはメッシとは異なるタイプのモドリッチが司令塔としてフィールドを自由に動きまわる。まさに戦術モドリッチと言えるだろう。 クロアチアははっきりとした戦術が見えないのだが、そこに付…
イングランドは世界ランキング5位。 ビリーの世代ではイングランドと言えばベッカムなのだが、もう居ない。 驚異の得点力を誇り、予選のグループリーグではスペインと並び3試合で9点。 全ポジションとも安定感を誇り、どのポジションも穴が無い。 セネガル…